布団から 出る難易度が 高まって 上には猫が 二度寝しようか
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こぼれてるあなたのしずく拭いたいだけどその手は私じゃなくて
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柔らかに秋の空から降り注ぐまどろむような淡いひかりよ
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だれひとり 我のことなど見ていない 下は向かない 空みてるから
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本当は強いんだよね猫に聞く飯食わせろと右手差し出す
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一度きり 釣り合わなくて背のびした フローラ選ぶ マイ人生ストーリー
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テラコッタ色の軽トラ晩秋のオレンジ色の山に溶け込み
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向こうから 駆け寄ってくる キミを見て チカラを入れる 抱きついてくる
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やっぱりか取組表に四股名なし わかっちゃいたけど遠藤引退
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崩れ落ち 泣きじゃくる日も あっていい 弱さもキミの 素敵な一部
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ママチャリを 堤防に止め 夕陽見る どこ見てるのよ キミの横顔
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賽の目の確率論を超える意志 残す未来は投げる前から
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鉤爪も牙も持たずに鈍足で猫にも勝てぬ人間様だ/熊
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コスプレで 学校行事 草取りを 牛柄カッパ モーモーと名付け
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雨の中 猿投の里に こだまする 棒の手演武 気合の掛け声
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文化祭の舞台でぼくの決めゼリフ飛ばしたあいつ 今は警官
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線路沿い冬を凌げる二重窓 くるまる毛布の可愛い寒さ
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兄弟はいませんと言う母さんに叔父の葬式言えど言わねど
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ケイトウの鉢の赤色 雨に映え 睡眠不足が 一瞬覚める
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新聞は四つ折り更にまた二つ全面痛し腕肩と指/それと視力も
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「あたたかくしておやすみください」告ぐる声猫のもどらぬ夜のしじまに
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昔日せきじつの秋の 祖母との思ひ出を繋ぐ 鬼灯ほおずき 隣家の庭に
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しもつきの雨もあふるる花の碧 濡羽も宿せひるがおの君
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努力する君の姿が愛おしい。いつも元気をもらっているよ。
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中指を立てる代わりにお気に入りコレクションの指輪をはめる
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知らぬ名の 呼び出し案内 ききながら 私はすこし 早足になる。
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神無月誰に手向たむけむぬさぞとて紅葉吹き払ふ木枯らしの風
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木枯らしの吹き余しつる草のいほにさらにびよと照る冬の月
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田舎町寂しい曇天増えるころ茶色の田んぼ白鳥賑わい
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いつもならペロリと食べる弁当を小鳥がエサをついばむ様に/発熱おさまる
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