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春よ来い 呼ばれてすぐに 行くものか 季節の意思は 思春期のよう
23
傷が付き触れると落ちる背の
鱗
(
うろこ
)
一つ一つを拾いてあるく
20
すべてを貫く普遍の原理 数学 あなたは遠いということ
4
内定も卒論もただの紙だけど 僕は震える
肉体
(
ひと
)
としている
30
枯れた花 そこに美を見る者にだけ 自然は真の姿を見せる
10
牛乳のパックを白い
衝立
(
ついたて
)
に豆苗そわせて春の陽増し増し
24
居た場所に もう居ないこと 追いかける 言葉はゆっくり 植物に似て
49
また増えた大統領の得意技 ディールとフェイクそして殺人
11
曇り空どうかわたしの心まで圧し潰すなよお願いだから
20
パンクした 自転車かかえ
田舎道
(
カントリーロード
)
行きはよいよい 帰りは怖い
12
道化師が 再びあった いじり屋は 今は丸く よき後輩
8
三月に 物整理する 春休み 懐かしいもの またお目にかかる
12
今思う 好きといって おけばなと 彼女のふるさと 浜松にて
7
最近の 若い人は マニュアルで 人助けても 心あらずに
8
キミが詠む 短歌の俺は 生きてたり 死んでたりする キミの気分で
6
譲れない決めたその目は輝いて自分のポリシー 心に旗立て
8
朝食の片付けせぬまま 遠き日に想い巡らす 日曜の朝
22
あの人は、申し訳ないけど、ロッキーか、ブルース・リーに殴られてほしい。
7
バッカじゃない? なんでわたしに 言わないの? キミが現れ 泣きそうになる
11
日溜まりの テラスに留まる 夫婦鳩 歩むすがた 光り射す
8
昔日
(
せきじつ
)
の夜 冷気入らぬよう布団の端 トントン叩く母の手の記憶
20
甲子園 女子高生の 君が代 その歌声に 美しき曲と知る
14
春もみじ紅き新芽の妙なるや朝陽に愛でし仲なればこそ
20
ぶきっちょで上手くできずにべそかいた白詰草の乙女の
冠
(
ティアラ
)
32
野に咲くは紫、黄色、白き花 心焦がされ見つめし君は
21
春の野は思い出たどる宝箱れんげ畑で日がな一日
27
田舎道陽射しを浴びてひとり旅 蓮華の紫快晴の蒼
45
薄氷の 弾け砕ける 春日和 淡雪溶けて せせらぎ流れ 川の瀬騒ぎ 野山さえずる
6
たおやかな 言の葉という インスリン 吾の血糖値 下げてくれたり
14
菜種梅雨 雫を纏う ふきのとう ぽつぽつぽつん ああ春来たり
12
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