誕生日 迎える息子ラインにて吾へ「ありがとう」 こころ満つる夜
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やらかした過去を集めて断崖の上からあばよと投げ飛ばしたい
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懐の明かりで灯す宝地図シーツのテントは秘密の基地へ
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買い溜めたマスクまだまだ残ってるゴミ捨て途中聞こえてた声/そしていまポリ袋
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夢かない 貴女を彼女に できたなら 記念日つくり 花送りたい
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みあげると天から降りる蜘蛛の糸 釈迦の形の手で絡め取り
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野良猫の恋の声が聞こえててああそんな時期大変そうで/違うかも?
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こんなに霧が深くては痛む場所にうまく触ってあげられない
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トントンと 戸をトントンと トントンと 戸をトントンと されても出ない
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「大満」での収穫見込み「小満」に葉の繁茂する無花果を切る
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祈りとも解釈できる声色で油淋鶏を頼むナカムラ
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雨催い慰めるごと五片(いつひら)の花弁整え金糸梅(きんしばい)咲く
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古木ゆえ実り少なき梅の実は風に零れて雨に濡れおり
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靴履きて紫空(しくう)の下(もと)にいでむとす 「勝手に出るなや」タバコも吸えず
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駆け引きと 思いひとりで 傷ついた 駆け引きなんて 俺はしないよ
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静かなる 縁側通る 風を浴び 客人を待つ 山寺の午後
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愛のため色のためだと着飾って逃げられもせぬ君、白孔雀
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葉桜の下(もと) バス待ちぬ間(ま)に ポタリ 腕(かひな)に落つ 黒き熟せし実
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悪意やら 邪念渦巻く 人の世は  異種生物に いかが映るや
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イギリスは吾が誕生月に戦勝を祝うと知れり十八の夏
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胡座かく 我に飛び乗る 孫たちと 枝豆食す 楽しき夕餉
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給付付き税額控除の財源は 打ち出の小槌で降って湧くらし
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涼しげな 切子に注がれ アイスティー 溶ける氷の 音色の心地げ
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コンコンと頭を叩き耳鳴りが消えて昔のテレビか我は
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雨近し襖もゆがむ湿気あり 水無月待たず扇風機始動
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海からの磯の匂いが南風(はえ)に乗り 汽水の町に瀰漫する夜
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BGM A・Bに飽きC作る 日々にうつろ・う プレイリストの
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人間は 食べられなくて 死に至る 曖昧なりし 天皇国家
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日を逐うて光はまさり正午(まひる)にはとかげの走る階段のはた
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ちかちかと 自鳴琴(オルゴオル)のごとき 音奏(かな)で 満天の星 夜風(よかぜ)冷えゆく
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