カフェバーで バイスサワーを 含みつつ メール処理する 窓際の夜
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静寂の 氏神様へ 祈り込め 貴女の笑顔 守ってくれたら
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前髪で隠れた両目かっ開き今日を歩いて明日も生きる
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ロケハンで せせらぎ聞きし あぜ道を 抜けた先には 蛍舞う里
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みをつくし 描く私の 航海路
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振り返り 足跡のごと 並ぶ過去
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二日目に忘れし釣り竿取りに行く長閑が過ぎる夫とこの町
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台風よ 心の靄(もや)も ふき払え
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寄り離れ 心の揺るる 前線や
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轟音が言葉をすべて搔き消して横顔だけをずっと盗んだ
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ふとってる!実物よりもへちゃむくれ でも可愛いよきみの描く龍
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首筋に添えられた手の感触でくるくる狂ってにこにこ濁る
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古寺の庭を埋(うず)める紫陽花と競うか傘の花の色々
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やられたら やり返せよと 総理殿 背中押されて お墨付きだね
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窓の外 フェンスを歩く ハクビシン 珍客通り 愛猫(きみ)はガン見す
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生温い豆乳飲んで耐え凌ぐ蜂蜜混ぜた生姜湯も飲む
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でかマフィン リュックにふたつ詰めこんで明日とあさって生き延びるビジョン
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台風の次の次の日曇り空野良仕事には良い日和なり
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前もって子を諭したら「歯医者しゃんで泣くかどうかはオレが決める」と
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文旦の種より出でし苗にして日ごと枯れゆくアルビノ二本
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金槌が水泳チームの監督になってきたよな 人生劇場
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おはように「先生、脈がありません!」 添えてあなたは無邪気なままで
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燕の巣 今年も雛が 誕生し 親は健気(けなげ)に 餌を運びぬ
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細やかな 観察の目と 品高き 調べ備へし 歌と思ひき
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航海のあれこれ詰めた宝箱 宝箱のまま仕舞う幸せ
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暦より 進む季節に 長持に 手を触れ迷ふ 衣替へかな
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名も知らぬ 五弁の花の 天を向き ひと叢生ふる 蓬生(よもぎふ)の宿
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花摘みて娘(われ)らとはしゃぐ母の笑み 思い出連なる立葵(タチアオイ)かな
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紫陽花の万華鏡のごと彩りは 梅雨の憂うつ 紛らすギフト
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誠実や永遠の愛と 言うけれど キキョウ(帰郷)せずして何が愛かと
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