壁当ても 「フォークボール」も さらさらと 半世紀前 吾の日課で
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分からずも聞きつ教わり見て真似ど真似を超えたい一本の道
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ちりぢりに息は月をくすぐるような雲へ 消えまだ遠い夜明け
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田畑は 農閑期なら 遊び場で 「田んぼゴルフ」や 「田んぼ野球」    
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アメンボが オタマジャクシが ザリガニが 途絶えてすでに 半世紀経ち
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レールから踏み外れた私をただ見下していた君の眼窩は
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見上げれば涙もきっと止まるでしょう ぼやけた世界ネオンのひかり
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高齢者 事故を起こせば 大事なる 「足踏み外し 階段転げ」
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やってみて 初めてわかる 難しさ 今だからこそ 経験大事
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釣りに行き魚の替わりか山蕗を持ち帰る夫少し不機嫌
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さねかづら さ寝つる君の 寝息さへ 稚児(ちご)のやうにて いとど愛(かな)しき
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悲しみの 栞は必要 ないのです レシートいいです 箸ください
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断捨離を言うは易し書斎発押入れ経由車庫止まり
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寝てる間も 耳が鳴ってる わけだから 起きてしまうよ 夢でも見んと
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アイデアが 突然降って 来出したら 素直にやって みることにして
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数ミリの厚みに瞳を輝かせ語るは君とあの日の私
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いいことも 時にはあるさ 悪いこと ばかりじゃほんま 気が滅入るから
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野分去り吾には月の暴風雨合羽(かっぱ)の代わりはピンクのイブA
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現状を ひどいものだと 思ったら 気が滅入るから まあまあとしよ
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部屋の闇照らす横線ブラインド梅雨も間近な静けさの昼
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相手には 期待しすぎず 自分には 過信しすぎず 肩肘張らず
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強風に折られし九輪の芍薬(しゃくやく)の薄紅と白と大壺にあり
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先生と 先生と呼ぶ 声がする 父母に次ぐ 尊い呼び名
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ガーベラを4本束ね会いにゆく 薄き匂ひに 気づくといいな
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摘(つ)めねども香ぞ残りける恋の花煩(わずら)はしくも美しきかな
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水無月という和菓子食べ古の京都に行った気になった夜
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泣いているあなたをみると辛くなる 笑っていても辛くなるけど
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少しずつ色をうしなう少しずつ月から遠ざかる報いです
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曖昧な空と24 ℃の風 不思議と心地良い梅雨の入り
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五十歩を百歩へと胸滾らせば 彼岸の朋の盃笑う
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