青バナナ吊るし置くうち黄に熟し やがてあばたの天人五衰
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適温のお湯に緑茶の蒸す待ちの束の間思う君への朝日   「今日は君と」
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冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
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朝刊を 配達中の バイク音 眠れぬ夜の 明け遠からず
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我が母校 同じボタンの 子の学ラン 眺め小声で 校歌独唱
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やっとこさ子らの進学準備終え次は自分の異動の準備
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雪吹雪 椿枝垂れる  雪間に落ちて くれない滲む   雪の足跡 振り返り
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モクレン  白さ映えるや 空の碧 香りこぼれる  心うららなり 
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よたよたと 丸ひ体を 揺さぶりて 犬はおきなと 春のお散歩
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巡り合う タイミングだけ それだけで ただそれだけで 別々の鍵
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今月は電話料金高かった。何だか寂しい夜が多くて。
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園庭に雪柳の弧 風にゆれ輪へといざなふ影のやわらか
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雪解けの 春の鼓動を風に聴く 桜舞い散るせせらぎの路
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音もなく 月明かりのみ 照らす町 単車の音に 明かり灯る
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闇深き 二駅先の 最寄り駅 門をくぐれば 息絶えし町
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加古川の沿ひ行く機械の音声こゑの中虚しきを据ゑる青き座席
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言い訳の 言い訳のまた 言い訳で 何をお前は 守りたいんだ
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城東に錆びれネオンの灯る頃圧延プレスの脇で食む握り飯
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なにもない日曜日にはちょっと良いパン屋のパンを買いに行くのだ
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今夜だけあなたの胸で眠らせて夜が明けたらいなくなるから
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ステージの二番バスーンだった頃あなたの音を追いかけている
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先生とはじめて呼ばれた日は少し照れくさいけど誇らしかった
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金曜日すてきなビーフカレーの日福神漬けとらっきょも載せて
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少しだけ長めに引いたアイラインプラムのリップきみからのTEL
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卒業祝いのセージのボールペンポケットに刺しそっと胸張る
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愛なんて 言葉にできない ものなのに 言葉にするから 嘘くさくなる
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一篇の詩を捻り出す(いとくるし)不図、聴こえくるSeaのさざなみ
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ものすごく オモロイ本を 読んだけど 現実よりは 面白くない
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新米のタップダンサー音楽はセルフサービス 不慣れな足音
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競り合えど遠のく背「せな」へ少年になりてペダルを漕げと教わり   「速度45キロの競り合いで」
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