規則にて 雁字搦めに 縛り付け 愛が入れる 隙間を塞ぐ
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生物の 命尊し 人間の 尊厳もまた なおざりにされ
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管理され 組織されたる 人類は どこに向かって いるかもしれず
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金融や 株式市場が 支配する この世の中は バビロンの塔
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太陽と 恵みの雨と 作物は 神が作りし 愛の賜物
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天からの 恵みがあれば 人間は 安らかにして 暮らして行ける
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バビロンは 塔を作りて 人間の 知恵を誇りて 滅びを招く
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地球規模 食料尽きて 半年で この世は滅ぶ 洪水の後
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穢れたる この世に来る 天使らが 悪に染まりて 大人と呼ばれ
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美しい 指先凍る 日の出前 5階ベランダ シャッターを切る
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国会で戒厳軍の銃口をつかんだ市民民主の星よ
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個包に吾も未だ食べぬシュトーレン詰め込み送る間に合うように
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つらいとき話せなくてもそばにいる だからガマンはしなくていいよ
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日の終わり 夕焼けの色赤々と わずかに残る もみじ葉に照る
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朝焼けを描くときだけ使う色、世界をこれで満たして良いよ
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年の瀬に終わりよければすべてよし メモの事柄次々こなす
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年の瀬に しめ縄門松作りをり 新たな年に 願いを込めて 
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軽口のなんてこったで目が合えばパンナコッタ小春日和だ
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君の父いい人だねと言う彼のほころぶ顔に安堵する夕
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さだまさし歌う案山子が耳の奥東京はもう殺伐として
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後悔の念また胸の奥湧き上がりずっと悔いても悔やみきれぬ日
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気が早く気持ちはすでにどんど焼き書道の出来を今から気にし
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臨月の姉を車で婦人科へ心配ながらも気持ちは甥に
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僕のこと一切話したくはないキミの話をスタバでずっと
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いろいろと有ったよほんと三年は高校時代は成長の時期
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雪あかり浮かぶ光は街灯か前から娘が迎えに来た日
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まだ残る言えぬ思いが胸底にあの時なんであんなことなど
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キラキラと雪華が空から舞い降りて特売サンタも二人のために
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真夜中の言葉に耳を傾けて あっ違うわこれ希死念慮だわ
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来年の 目標二つ 思いつき 今からすれば とも思う今日
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