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近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
21
急停車して動かない電車から広場のフォークダンスを見ていた
11
花曇りの散歩は
夫婦
(
ふたり
)
のんびりと色とりどりの野花愛でつつ
26
抽斗を開いて隅まで眺めつつ自分が
存在
(
いた
)
ことの余韻を残す
6
「猫飼いたい」猫アレルギーの先輩の、スマホの待受、AIの猫。
4
もう何が起きても良いよ人生は私を排斥しに来てるから
3
桜並木を背景に ランドセル
背負ゐ
(
せをい
)
し子 カメラ見て
含羞
(
はにか
)
み
26
散るために 生まれてきたんじゃ ないけれど どうせ散るなら 春風にのって
5
俺の前で俺よりバズるな俺はまだバズってないぞふざけるなよな
3
何しても何も意味ない何故ならば 3秒後には死にたがってる
3
琴瑟
(
きんしつ
)
の希求すように呼びかわす 場違いな我、小さき金魚
6
満開の桜の宵は仄冷えて桜の珈琲
滴
(
おと
)
すひとあり
15
俺だけが 知らなかった 治一郎 有名じゃんか 息子も知らんな
3
5分間休憩中にコーラ飲む自転車旅の唯一の甘え
16
模様替え したくなる春 『春』の字は 『新』に見えたり さあ、スタートだ
13
あの頃を妻と重ねる桜かな 腹ばいに駄々こねる子のいて
12
企画書を企画書らしく作る午後、春が来そうで来なくって、来た
8
古
(
いにしえ
)
から 川辺りに立ちぬ桜の樹 老木なれど ひたむきに花咲かす
22
窓開けて爽やかな風浴びた後シャワーで流せぬ轟音浴びる
5
恋人を実家のイヌの名で呼んでナナって誰と修羅場になった
5
山かすみ何かが飛んでる気配するケミカルな太陽は柔らか
23
整頓の手を止め 近場にて花見
澱
(
よど
)
みぬ心を
解
(
ほぐ
)
す桜
27
毒親の歪んだ愛に育つ子は一生愛に不自由するんだ
26
空の碧 白さ清けし モクレンの 白陽はくよう浴びて 心なごみて 春日和
5
バス停前満開の桜実家から家に帰るわれ見送りぬ
15
桜とか、雪とか、絵とか、イルカとか、二人で見たら、違うのかなと思う。
5
測らずも セルカレンズに 切り替わり 吾の素の顔を 見せつけられる
11
弱者かつ女ひとりの生活は堀埋められた城も同然
32
『焼きビール』ググってみれば
A
I
が地元の菓子と教えてくれし
11
行きたくもない墓参り行ってきて、何だかこっちが、ちょっぴり死にたい。
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