0学期 お前らはもう 受験生 聞かなかったが 後悔もない
4
食道を熱して下る大根を ビールで追わん寒夜の夕餉ゆうげ
26
寒響や 一歩の音を 二歩に聞く
4
ビッグバン わたしの顔のみにくさと  きみの頭上におとされる◉
4
なぐさめも励ましもまだ受け取れぬ貴方の胸の閉じたグローブ
30
砂たちや 舞って我が目に 小シロッコ
5
君のこと触れた瞬間破裂する悲しい言葉「当たらす触らず」
23
悪くない情緒不安定は君じゃないその原因が君じゃないから
26
雪溶けて 冬リフレクション コレクション
5
ぬけだすの 貴方みたいな陽だまりと 貴方みたいな掛け布団から
5
凍冬いてふゆの 目の前に立つ 風を
6
踏みしめる薄氷まるでチョコレートさながら私お菓子の兵隊
9
rm -rf /*をぼくにうちこむ
6
千点を超える作品渦巻いて圧倒される芸術世界/大塚国際美術館
9
躁鬱の きみがみている画面から ぼくが手を振る デイイズオーバー
4
連休初日のドライブ 冬のはれ 車窓より見ゆ 富士と残月
22
タイムマシーンあればあの日の僕の背を 叩いてやりたい「傲慢だよ」と
28
ちま猫ちゃん 3.9キロ せつないわ 食べれるものを なんでもお食べ
18
冬晴れの温い日差しにくすぐられ綻ぶ紅梅うめ可愛かいらしきこと
28
それぞれに軌跡があってきもがある泡沫諸兄我が道をゆけ
15
あけ口があけちゃだめだとかたくなで辟易してる今朝の食卓
22
子どもらのひとあし先に期が変わり一月決算出会いと別れ
8
口元が映し出される手鏡に夕影は濃く濃くなりし髭
9
ただ君を 好きでいるだけ 今までも きっといつかは 叶えと願う
6
毎日の晴れて乾いて冷え込んであいも変わらずただ冬らしく
26
大福をひと食みしては茶をすする 老夫婦ふたりの春の可も不可もなし
24
まいたけと ベーコンのスープ つくりましょ このまま大台 切ってみせるわ(体重)
18
西の空 うっすら浮かぶ 残月や どうぞ わがらを 護り給え
16
競い合うものでもなくて それぞれに 個性があって そこがまた良し
22
明日こそ 七時に起きる そう告げて 翌朝十時 発狂す
7