涼し気な 麻のブラウス 路地に消え ヒールの音の 風に紛るる
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塩か照りやはり味噌漬け鰤(ぶり)切り身帰路早々(はやばや)と下味の事
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ぼんぼりの朝靄の陽に分け田照り陰りし土手の惜しむらむかな
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ブリーチを 重ねし代償 この髪は もはや櫛にも 牙をむきおり
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戻らない昨日の時間惜しみつつ君との別れシミュレーションす
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モチーフに心惹かれたネックレス靴花翼艶消し加工
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tobi3
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つゆ空に思はじ追はじ構へども心にかかる君が言の葉
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伏せた愛は衛星になって今日のあなたの横顔を照らす
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玄関の邪気を払いて金運の上がる深紅のゼラニウムかな
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学び舎の丘に立ちたる眼下には緑の谷と紅白鉄塔
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無機質な 地下駐車場 遠ざかる ヒールの響き 奏でるリズム
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金持ちの色ボケジジイを誑かし立派な後妻業遂げられました
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桃を抱くきみに舞いおる瑠璃色の羽の一枚胸を飾りぬ
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歪みゆく 君と世界の 境界線 それでもそれは あなたのかたち
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換毛と共に 抜け落つ猫の髭 見つける度に幸運感づ
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「またあした」体操仲間の 決め台詞(ぜりふ) 生きる力を 明日へと繋ぐ
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紫陽花の 風薫る日に 衣替え 純白のシャツは 心も弾む
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子供を作る方法の前に異性に愛されて許される 生き方を教えて
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我に似て作法の悪しき椋鳥がヤマモモ散らす朝餉のひろば
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kisue
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木漏れ日に座して持参の鮭弁を食べたあの日へ自転車と行く
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階段の泥の足跡辿ったら先は理科室人体模型
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冬を越し 丸々太る新玉を 両手に抱え笑みこぼれけり 
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笑い合う会話が出来て「次はいつ会える」と聞けば恋が始まる
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温くても清見オレンジ食べたくて満月のような八百屋に寄ろう
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瞬く間に時空を超えて懐かしのあの頃戻りし旧友(とも)との再会
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ひまわりに百日草と朝顔の種蒔き思う君の微笑み
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萌え枯れど唯一無二の花の美と夢をベゴニア愛をありがと
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おのが田の 実りに足りし 世は過ぎて 他国(あだし)の舟を 待つばかりなり
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