Utakata
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綾川
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妻が短歌好きだというので隠れて始めました。
腕のない猿と顔ない女の子 さてわたしにはなにがないだろ
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波に足浸しているみたいな音 てあの子言ってた曲の痛み
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ある日死ぬ スマホで文字うつこの刹那でも そう慄いて 生きて死ぬ
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東京の ご立派家々眺めては 羨ましくないそう思い込む
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『キッズ・ファミリー大歓迎』 つまり招かれざる客と知る
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喫煙所 煙草弾いて火の種潰え 労働めいた雨 身に絡まる
6
時よ止め 仕事よ止まれ 金はくれ 念じてまどろむ午前四時
4
線路さん 続くか何処まで いつまでか 死と名の付いてる紋切までか
3
いつだって 世の中央値を気にしてる 半分より上半分よりは
8
不安なの あなたがいるから 不安なの いなくなったりしないでほしい
8
海が見たい ありふれてるのに 根雪のような 強迫観念だけで見る波
3
東大前 駅のベンチは空いてない 君等の得意なパイの独占
5
泡のよう もしくは花火 または霊 浮雲言葉はスマホに消えて
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