Utakata
登録
Login
サイトのご案内
岡久生
フォロー
11
フォロワー
24
投稿数
69
noteもやってます。
https://note.com/o3k7a5p
1
2
3
次 ›
最後 »
庭に咲く八重のどくだみ滴あり雷雨の後の夕陽に映える
24
椿の森木陰の轍に雨は降り花が落ちれば波紋広がる
19
風寒み辛夷の蕾固くして照らす街灯早春の宵
19
仏頭に
小
(
ち
)
さき傷あり
境内
(
けいだい
)
の庭の日陰に
斑雪
(
はだれ
)
残れり
22
梅が枝に降りし小雪の消え残り目白しば鳴く小さな声で
26
ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
27
バス停のベンチに座り来ては行く電車の音を聴きて わびしや
20
同じ家の並んだ街を寒風と過ぎれば暮るる人参畑
21
花が咲く頃また会はむと言ひし人帰らずなりぬ朝の空に月
22
さるすべり夏の名残りの赤々と街路に咲けり血の色をして
20
どくだみの花咲き初むる朝の雨心は道に惑ひぬるかな
29
山を行けば幹に苔生す桜ありて少し咲く花に風は冷たし
23
残月の光冷たき広場からほぼ貸し切りの路線バスに乗る
17
朝靄の中に光の染み入りて白木蓮の蕾ふくらむ
23
風の吹く夜更けにバスを待ち居れば影絵の森に怯える月夜
20
切れぎれの雲の向こうに有明の月が隠れる冬の明け方
21
赤き実の豊かなる枝に
鵯
(
ひよどり
)
ら集いて遊ぶ
朝
(
あした
)
楽しも
21
年を経し杉の根元は影差して朝日に映える梢の緑
18
バスは行き後に残りしバス停に光つれなき夜の街灯
19
暮れ果つる梢の上の
東
(
ひむがし
)
の空に氷れるシリウス青し
19
一月の日射し明るき林間を母と歩けば冴ゆる
阿夫利嶺
(
あふりね
)
14
枯れ葉散る道のほとりの水溜まり薄き氷に朝日差し初む
24
柚子の木に柚子の実のなる庭ありて売却物件なるぞわびしき
20
高い空飛行機ゆっくり交差して西と南に見えなくなった
15
東向きの窓たちみんな輝いて朝を迎える瞳となりぬ
18
花も葉も無き枝にいて鳴く鳥の声のかそけき朝の坂道
19
有明の月の白さを手に受けて雑木林の梢に落とす
16
枯枝に風の浮かべる月の舟響き冷たき銀色の笛
14
四十雀枝を渡りて囀ずれば冬の朝日に冴ゆる霜風
19
あったかいコーヒー全部売り切れの自販機の前たたずめる人
23
1
2
3
次 ›
最後 »