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翔平の衝撃糧にホームラン打ち忘れてた人生だった
4
五月とは思えぬ陽気にせかされて ペットボトルの麦茶を箱買い
8
障害者差別に終止符を進む高齢化への強制不妊
3
友と行く初夏の公園 主婦の愚痴・ぶっちゃけ話を
緑風
(
かぜ
)
が笑う
18
自治会費から天引きをされている強制善意募金のはずが
5
薫風がまばゆく光る木々揺らし青葉の祭り時は今ぞと
12
芝生には立ち入り禁止のロープあり 輝く初夏の聖域のよに
37
三千歩 たかがそれだけの目標値 クリアするのは 七日に三日
17
猫になら無条件の愛存分に ヒトには見返り求めてしまう
19
ねこたちや 赤ちゃん返りしていいよ 甘えたい時いつでもウェルカム
12
シャキッという りんご切る音 爽やかで 朝の気持ちがみずみずしくなる
14
韓ドラの小一時間の
現実逃避
(
トリップ
)
よ いつもの「オーイ」に
現実
(
今
)
に戻され
8
目が覚めた 荒い息に 滲む汗 またこの夢か 戻らぬあなた
7
ワンルーム 犬はいないけど 寂しくない 部屋の余白は 心の余裕
7
人気
(
ひとけ
)
なき地下のホームに流れおるBGMにふと涙などする
14
別れ際 君からのキス 唐突に
可愛い
(
ずるい
)
笑顔が メットに浮かぶ
13
粉チーズマヨネーズかけてブロッコリー高値が続くこんな時程
13
この土地に嫁ぎ来すでに五十年
故郷
(
さと
)
が旅先いつからだろう
26
黒板に 落書きしあった 思い出に 戻りたいなと 思い寝落ちる
4
催花雨
(
さいかう
)
がアジサイの葉を揺らすので手にとってみる古今和歌集
16
卯の花の雪踏み分けて入りし人の噂聞かせよ
山郭公
(
やまほととぎす
)
6
生姜すり新たまねぎと肉厚のもどり鰹と あとは合う酒
14
車窓から朝霧のなかヤマボウシ 通院見守る白
(
しろ
)
傘さして
19
バニラのリップはマダガスカルの匂い運んで私を鼓舞する
15
ひさかたの月は昇らぬ夕暮の木の下闇を照らす卯の花
7
地に堕ちて土に染ったハナミズキ それは儚く見るも無惨で
8
湧き上がる希死念慮に蓋をして 揺られる電車 外は夏めく
9
春キャベツひと玉千円トンカツ屋 白菜混ぜて千切りキャベツ
10
クレパスで優しくなぞった青だから今日の空なら翔べる気がして
11
父子いて 水切り石で遊びおり 息子すぐ飽き 父少年になり
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