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西の果て
和魂
(
にぎたま
)
照らす日輪はニライカナイへとにじみ寄る
3
邦人の イスラエルから 避難代(三万円) 台湾有事の 避難みすえて /台湾邦人二万人と観光客七千人
7
川底の 石ころ拾って 磨く夜 幼き日々の 思い出があった
7
夕刻の涼しい風に窓の外 ロールキャベツの香りただよう
12
インク塗りエリアを守るひっそりと 勝つか負けるか真剣勝負
3
読むよりも雑誌のページをめくるのがわくわくしてる自分がいます
11
ふんわりと 金木犀の 風香り 本でも読んで みようかと思う
10
老いて行く母の笑顔に癒されて もう少し もう少しだけと 念じてみる
14
あの人は雨で絵の具を溶かしていちばんきれいな青を作る
6
「無事カエル」お守りのような菓子も買い 酔い止めも買い準備万端
7
あなたの頬を伝う雫は雨ですか 雨であってよ、私に拭かせて
6
金曜のドライブに備え 休養日 雨だけど海鮮食べに行くのさ
5
エレベーター
開
(
あ
)
いたらカレーのいい匂い はしゃぎ帰りし
息子
(
こ
)
ら思い出す
12
泣いていた君の横顔見ないふりしてた私はコドモだったね
14
雨風
(
あめかぜ
)
が
風情
(
ふぜい
)
を無視し
色付
(
いろづ
)
いた 葉をあっけなく 落ち葉に変えた
6
オヤツほしい ちま猫ちゃんの ねばり勝ち あっ間違えた かじり勝ちです(笑)>母はねてた
8
息子
(
キミ
)
の
笑
(
え
)
み見ればそれで大丈夫 明日へ進む準備ができる
10
西日差
(
にしびさ
)
し全てがキラキラ
眩
(
まぶ
)
しくて
夕暮
(
ゆうぐれ
)
色のカーテンをひく
13
秋の日の 貴方のうしろ歩いてく 金木犀とどんぐりの道
14
訃報知り 古いレコード探し出す 子供の頃の推しアーティスト
13
角
(
つの
)
先にトンボの止まる鬼瓦睨み続ける夕焼けの雲
11
砂糖なく戦中戦後の一時期に 料理の甘味に干し柿使ひ
8
秋深き隣はオナニする人ぞ奇声を発する癖でわかるよ
4
才能は無くとも続けるが大事 朝ドラに励まされ今日も詠む
13
木枯らしの歩道を歩くブーツには重力を増す仕掛けがあるか
10
今日もまた電車が来るたび人の波山際の街の不吉な広場
7
ビル街でこっちのほうが近道とあなたの澄んだ声に惹かれて
9
のろくとも牛の如くに一步づつ前に運べば至る桃源
5
最上川河口の中洲に白鳥は群れなし降りくる黄昏時に
5
最初から大人でしたというような 顔をしながら品川の昼
7
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