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緑増す峠を越えて歌会へ仲間の笑顔と飛びきりの
短歌
(
うた
)
18
里馴
(
さとな
)
れし
老蘇森
(
おいそのもり
)
の
時鳥
(
ほととぎす
)
き
鳴
(
な
)
き
響
(
とよ
)
もす
宿
(
やど
)
の
橘花
(
たちばな
)
5
入
(
はい
)
れないおへやのドアがガラッとな ねこたち飛び起き きょうみしんしん
15
確約は できないけれど みな
明日
(
あす
)
が 来ると信じて 疑わないから
12
夕餉前 まだ陽の残る 窓の外 ゆるりと風呂に 浸かる幸せ
12
雑踏で他人の顔ですれ違う 君とは何もなかった様に
9
残り物ちまちま並べ独り飯 楽ちんだけどちょっぴり寂しい
16
ため息を深くつくコツ胸広げ 大きく吸って後は成り行きで
6
割れた爪に絡まる髪 からからのくちびるにしみこむのは涙
4
暑すぎる季節がやってくるのです 二の腕で空を飛べそうです
20
届かない貴方の言葉待っている せっかく距離が縮まったのに
12
君心 移り変われど 我が想い 未だ変わらず あの日ままだ
13
朱に染まる空にたなびく紫の雲は儚く
夜
(
よ
)
に飲まれゆく
14
ピザがきらい。食べたことはないけど。と私のほうを向かずに歩く
4
望みもて
明日
(
あす
)
は
檜
(
ひのき
)
と
契
(
ちぎ
)
りきな
然
(
さ
)
れど
叶
(
かな
)
はぬこの
丗
(
よ
)
ならねば
4
焼く気力 両翼添えて 空へ刺す 果てない夜に 双一番星
5
神
(
かむ
)
さぶる
龍田
(
たつた
)
の里に風かをる 今もむかしも
國
(
くに
)
のまほろば
4
思い出になるはずのお土産ビ|ル流すシンクにエ|ルの香り
9
賑わいを避けて裏路三社のお囃子 鉄扇二輪と耳そばだてて
5
キャッシュレス 当たり前になり いざとなり 現金払いに
焦
(
あせ
)
るや
焦
(
あせ
)
る
20
きり
髮
(
かみ
)
の ここしう
愛
(
かな
)
しげなる
女
(
ひと
)
の
繭籠
(
まゆごも
)
りては月をながむる
4
暗闇に ふと差しこんだ 夕日とは 出会ったときから 一つだけ
3
おはようと おやすみそして ありがとう これが
言
(
い
)
えれば
家内安全
(
かないあんぜん
)
12
収入が途絶えたならば即無職 フリーランスは土曜も働く
8
じゃがいもの間に生える雑草の 生命力には見習うもの有
12
娘から「これから行くね!」突然に 今日の予定は「孫」に変更
15
昼休み会社のチャリでCoCo壱へ 歩きでかえり夕方気づく
7
死にたいと自分の墓穴掘る奴の 墓穴に落ちみな死んでゆく
2
煮詰まって書けなくなった真夜中に ゴソゴソ探す昔の筆箱
5
もの書きの仕事に就いてキー叩く 筆記用具は要らなくなった
7
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