Wi-Fiと電波を探し振ってみる向こうの人が手を振り返す
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悲しみをごまかすために食べ出したカツ丼美味いと思う哀しみ
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冬へ向け慌ただしさを増す街へ秋は落ち葉でサヨナラ告げる
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電線に散らばる音符眺めをり不協和音の鳩撃ち落とす
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天にまだ 空いてる席が あるのなら あなたのためと わたしのために
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俯けば 奈落の底が 見えるだけ 天を仰いで さあ歩くだけ
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サケ飲んで、カタワレ時にムスビあう。「すきだ」の三文字。ユメ見る二人。
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セックスと愛は別だし、いやそもそも人を愛する義務などないし
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教室の換気扇から出る音が集中切れと同時に聞こえる
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この服を着れる最後のクリスマス、君と一緒に過ごしたかった。
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君にだけ、届いて欲しい恋心。 叶わない恋と知ってはいるけど。
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肌寒きこの冬空に舞い降りたあなたの気持ちカイロの優しさ
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恥ですら 受けてもいいと 思うほど 君の幸せ 願っているよ
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心拍数 君と会う瞬間とき ピーと鳴る さよなら私の 恋心
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かないといけないかしら、そうよねえ 進学就職結婚出産
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静寂の日常線にいれば空はどこまでも色づいている
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雨ごとにつぶれていった心など街は知らないレインコートで
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成績はテストによると聞いたときから明瞭に聞こえる言葉
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まだ週の半ばだと知る絶望に決して負けるな二度寝もするな
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幸運に どん底からも 這い上がり 生きて来たんだ 大丈夫だよ
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悔しさも 悲しみさえも バネにして 笑っていよう 明日を夢見て
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諦めず 叩けよ扉 開くまで 信じる心 持ち続ければ
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きっとまた 春が来るから それまでは 諦めません 涙を拭いて
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俯けば 枯葉踏みしめ なんのその 空に太陽 輝き渡る
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冷たきは 人の心と 冬の風 春が来るまで なんとか生きよ
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何もかも グレーがかった 冬が来た 眠れよ眠れ 春が来るまで
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何見ても貴女が見える十二月氷雨静かに時を流して
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傷ついて 捨てることすらできぬなら この心など無くていいのに
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「きっとまた お便りさせていただきます」 それきりふみは途絶えてしまい
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死ななくていいけど死体の冷たさになりたかった、か。そうかわかった。
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