ブランドの プレゼント代 人件トナカイ費 ラップランドの パーティ券で
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大丈夫、夜が全てを溶かすから。上澄みだけの朝が来るから。
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帰れない あなたの住む町 今頃は 川も畑も 白に染まるの
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辛くとも 流れる川の 舟となり 前だけ見れば 乗り越えられる
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あなたには 雪山でしか 逢えないの ゲレンデマジック 明かせぬトリック
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南米に 配属された トナカイは 水着を届けん イパネマの娘
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他愛ない 普段の会話を 少しずつ 重ねることに 意味があったとは
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見返りを 求めないであろう 感情の 受け止め方を 見失ってた
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短歌を 詠み始めた 君の影きっかけが 今では少し ぼんやりしてる
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老いた医師 血圧計り◯つけて あくびをひとつ 献血室にて
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この頃は ドトールさえも スルーして 君とのラポール 風化を悟る
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ストーヴを 切ればよかった どうせなら あなたの肌の 記憶も麻痺して
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この雪で あなたが消えて ゆく様で フロントガラスに 積もる焦燥
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オットット ねこを踏まずに たたら踏む 踏まないために足は鍛錬
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指先を冬の真水に浸すのと同じくらいに空気が寒い
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爆音の 飛行機雲コントレイル徒雲あだぐもに 盛者必衰 風の洗礼
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大好きで 幸せ過ぎた あの頃の 君を抱きしめ 夢の國へと
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真冬日に陽のさしをれば道路からタンクまで雪掻き、給油にそなへて
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この思い 伝えてももう 返るのは 「ごめん、ありがと。」 スキはもうない 
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先見えぬ霧のすきまに月虹ムーンボゥ 寄る辺ない夜の道を照らした
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降る雪をビニール傘で受け止める 僕らを隠す積もってく「ゆきすき
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老いし樹にしか咲かせらぬ花もある 甘く香ったOLD ROSE オールドローズ
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白鳥座二人ならんだアルビレオ あなたと未来へ渡って行きたい
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グラウンドフェンスに独りクレマティス春を待たずに咲いて散る花
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寒の入り澄み切った夜の西の空 見下ろす 下弦の方の 三日月
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薄紅に風を香らす帰り花 小春日和に冬が見た夢
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手を伸ばす 眉山に架かる三日月は 背伸びをしたら触れる気がして
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とこしへに消えないように大いなるくすに託した君への想い
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咲けば散る葉だって落ちる冬が来る 季節は恋の色をも変える
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令和四年防犯ポスターコンクール「俺、鶴だよ」と鷺から電話
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