日当たりは良くなくてもこの部屋へ向けあなたの名前の星はまたたく
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あなたへと届く光は柔らかでそれは福音でありますよう
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愚痴なんて言わない君の@tosいいねするのは控えておくよ
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文字列を人は織り継ぎその人の幻像を文字列が織り継ぐ
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いろはにほへとちりぬるをさようならおもいでそっとむねにつつんで
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「好き」という感情だけが生きている あなたが暮らす街も知らずに
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巻きつくも枯れてゆくのも意のままにきっとならずに生きたアサガオ
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掃き溜めの街が似合っているなんていわない苦いコーヒー下さい
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俺はそう、別に煽ってるワケじゃないけど無力な生き物なんてないだろ。
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コーヒーと君と掃き溜めた夜にノイズを僅かに足して微笑んだ
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少年のまま大人にはなれなくてただ小器用に足を取られる
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できるよとできっこないの衝突が8分を刻む我がタイピング
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冬に咲く桜があると知った頃 何をわたしはしていたんだっけ
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道の端の見向きもされぬ石ころの僕も磨けば光るだろうか
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夜明けにはタイムラインを流し見てあなたの起きる時を待ってた
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顔や手を見て知れることもあるけれどそれはそんなに知りたくはない
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「挨拶は親の躾の基本です」ほどけないほど縛られてゆく
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夜空には月と木星が近くありデートと言わずにランデブーという
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あの月になれない者もいたということだろ君の仮説によれば
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クタビれたラッパの音に服投げて終電闇に濡れてく (架空)
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でもいずれ後悔だってするでしょう だと知りながら笑うのでしょう
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おととしの授業のLINEグループに顔も忘れたあなたが残る
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神無月 ととととろけるような午後 あの子をすきでこんなに苦しい
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腹減った腹は減ったが体調がよろしくない胃も休日にしろ
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週休が三日制なら木曜ももっとみんなに愛されるのに
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他人でも女でもなくただ単にあなたの彼女が嫌いなだけよ
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薄っぺらい安物だけどかわいいってそんなことより抱きしめてほしい
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明日会う男のために探したの1290ペラペラの愛
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愛なんてどこにもないのに今日だってZOZOTOWNで布切れ探すの
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猫の吐く音につられてどうしてかあなたの笑い声がきこえた
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