長袖をまくる季節が拙速に過ぎまどろみのない朝がくる
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ただ一人 私の心を 照らす光 こんなに近くに あったんだなあ
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真っ当な身体を形成するために葛藤捨ててただ生きていけ
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感情をしまっておいた部屋の隅 割る棚の皿いつ終わるかな
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生き急ぐわたしの心の快速に乗る細胞が不安に喘ぐ
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いかないでいかないでっていえたならそれでよいのにそれだけなのに
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びっしりと心を埋める猛烈な後悔の念 変に延々
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最近ここんとこ現実リアル充実みたされてねェから世界だれか発信つぶや孤独ツイート増加やまず
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俯いて歩いても良い足元に 咲いた花とか目に入るから
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すれ違う学生たちの笑い声 怯えて早足あの頃のまま
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いまここで痛みを分かち合うことの覚悟のもとに交わすことばは
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洗濯機かげに顔出すかめむしを夜闇に棄てるわれのひとみよ
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眠れない夜は隣にいて欲しい 醒めない朝もずっと待つから
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いびつゆえ忍耐ココロに言い聞かす 選んだ道を後悔しない
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朝がくる恐怖に勝てば安泰ね布団に入り目を瞑るだけ
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リビングと甘夏ジャムのよい香り、脳幹までも至る幻惑
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握りこむ柄からのびる切っ先を青眼としてあなたを睨む
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上空をヘリコプターが通過する 夏の頂点探しに行こう
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暗がりで毛布を被って丸まって 嵐が去るまで歌っていよう
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ついに来た義母ははの身体に認知危機 夏が来ること忘れたりして
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帰る家 いつか「実家」になるその日 空き家になる日 更地になる日
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おるすばん していたけれど ちま猫ちゃん さみしかったよ いっぱいあまえる
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リメイクの頼りの綱のユーチューブ 亡母の紬はブラウス・スカート
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ようやくも 外出支援 旗上げし 人のよろこぶ 顔に出会えり
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きょうの日の暮れゆくひかり集めたる路傍の花の名もなき一輪
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めでたいが露伴ろはんの新作もう見れぬ? いいかふたりが幸せならば
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ごま塩の塩多くなりし頭髪を「お安くします」と染めくれし夫
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ふれあふれあ爆発したら影響を及ぼすくらいすごいふれあ
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穴だと思うからいけないんだよポケットみたいに気楽にいこ
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恥を知れ 自らに問う 声を聴き 添えぬ我身の 歯痒さ悲し
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