かるぽ
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投稿数
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陽だまりに猫が二匹で若草の布団の上で春をよろこぶ
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靴底を擦り減らしてるスニーカーで梅の花びら踏みゆけど春
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淑やかに絹の香りの漂へる花の御紋の女雛の唐衣からぎぬ
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しあわせのひとつひとつを思い出しこころ湿らす花曇りの日
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梅がに雪のふるのをながめつつ寒くはないかと面影に問う
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僕のこと「優しいね」って言うけれどそれは錯覚、ほらひねくれてる
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空に手をのばしてごらん今夜ならたちまちづきに祈りも届く
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人はみな心の裡にほとけあり無明むみょうの道をてらすともしび
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こおりみちひとり踏みゆく足音が空に響いて青白き月
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みな底に泥があるのはあたりまえ水面みなもはひかる精一杯に
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たとえ君自身が認めなくてもさ、僕はその頑張りを褒めるよ
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家々は寄り添いながら潮錆びて祖父母のような由比の夕凪
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春恋ひて千々ちちとうちなく黄鶺鴒きせきれい汝もひとり枯木に宿り
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幸福な時間のあとの寂寥は夕陽を浴びた山かげの深さ
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あかがねの夕陽に染まる横顔にうろたえる僕にも朱がさして
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たおやかに白くたたずむ水仙よひとりぼっちの冬にも愛を
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刃物にも似ている暗さと煌めきの夜より冷たかったあの言葉
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さびしさは涙の海の深海魚ひかりも声も届かぬところで
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白富士は足下そっかに雲を靡かせるドレスの裾のパニエのように
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「じゃあね」って微笑わらって告げて帰りみちわれ一人用の表情かおに戻れり
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焚き上げの火の粉が昇りゆきたれば龍の鱗の光となりぬ
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歳末の夜の長さをいいことに睦み続けるキスも長めに
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新幹線 夕陽に染まる年の暮れ輝く笑顔の子らを乗せゆく
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一歳ひととせの煤を払いし大そうじ積もり積もりし想いも祓え
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その人をじっと見つめて祈ることそれがどうやら愛に似ている
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年毎に散りゆく花を嘆いてはあの恋を思い出すんだろう
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聖夜とか花火のときも我ひとり音だけ聴いてやがては眠る
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シャボン玉のような儚さで君が漂っていることのかなしさ
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水彩の青の清けき冬のそら遠くの富士が近くに見える
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まだ僕は今日という日に納得ができていなくて画面を灯す
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