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可愛い子だけが愛される世界なら 私の命に価値はある?
8
子の命 わが事として 晴れぬ日々 母の思いは
仏陀
(
ぶっだ
)
基督
(
キリスト
)
13
アヴェ・ヴェルム・コルプス流れラジオから中途覚醒の折の奇跡
4
女子達がハニートースト群がって 蜂になれずにつまんだポテト
8
身を伸ばし 見慣れた家具に 包まれて 家より
他
(
ほか
)
に 良きものは無し
28
赤ワインもう一緒には飲めなくて 勧め上手な義母の初盆
18
51(ごじゅういち) 2回数えた トランプに なかった札は ハートのエース
2
トロデルビ パクリタキセル ダトルウェイ 薬の名前も 楽に覚えぬ
18
思い出の手紙をそっと開いてはセンチメンタルまだ彼が好き
2
男子たれば 心に一人の レスラーあり テキサスロング の角掲げよ
4
じゃじゃ馬の耳に理由を聞かせても娘の立派な理論が阻む
29
「仏陀馬鹿 いや物価高」「 円安傾向 胃炎癒せず」 お耳は遠き
11
対立を 故意に際立て 政党の 延命策は いと
悍
(
おぞ
)
ましき
16
頑是なき 耳に響きし 喉歌は 年得てなお 草原の風
9
二次会はあの店と決めそれとなく彼に近づき酔ったふりする
6
遅過ぎた見舞の文を破りては命繋がれただ瞑るのみ
7
詠むうたの
厭世
(
えんせい
)
にむけ傾きつ 猫の
訪
(
おとな
)
い絶えて久しく
12
太らぬと
主治医
(
いしゃ
)
言ったのにまた増量 吾は新薬の実験台か
24
コカインじゃラリれぬ酒をば 源氏名まりあに縋って今日また生きた
2
あの君の 中間色の 眼差しと はにかむ笑顔で 心移ろう
4
近くなるトイレに起きし二度三度 眠れず今日も眠い目こする
25
夜蜘蛛にねぐら貸したるアンテナの もたらしたるは悲報ばかりなり
11
『笑点』で締める日曜ビール
注
(
つ
)
ぎ黄昏時は沈む日穏やか
20
洗面の蛇口に頭ぶち込んで 洗えちゃうんです坊主頭は(暑い時便利)
15
遠き日の ニッポンの夏 金鳥の 夏去りゆくと 今や幻
10
ことのはの裏を読む癖ついており四日延ばしの彼への返事
6
ふくざつと、シンプルな言の葉ではとても言い表せぬ、ふくざつ
3
スポーツを 裏から見れば 国威なり 代理戦争 金が飛び交う
13
彼に会う二度目の土曜雨になり買ったばかりの靴が気になる
8
正月は雪に化粧ひし武蔵野も フライパンなり葉月迎へて
14
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