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尋
(
たづ
)
ねきて胸に芽吹きし
一枝
(
ひとえだ
)
を 春の
夕焼
(
ゆふや
)
け そっと染めゆく
10
想い出は儚く散りぬ花吹雪 青葉が照らす反対車線
12
ご貴殿を パスタ担当 大臣に 任命します 任期無期限
7
差し出すを躊躇われるはボロボロの エコバッグ見て「お入れしますか?」
6
言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ
夕映
(
ゆふばえ
)
心に留めむ
10
薄れてく 君との記憶 あの春の 朝の片隅 ずれゆくばかり
6
枝垂れ梅 香こぼれる 春月夜 酒酌み交わし 花の宴
13
ドンドコドン 父の部屋からビートが漏れる 絶対寝落ちだ 彼は白寿
8
バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
20
「そのままでいいと思うよ」そうやって僕じゃないほう選ぶんですね
14
セピア色の異人館での思い出は「写ルンです」のフィルムの中に
13
今世では私じゃ届かぬ幸せをあなたが掴みとること祈って
9
今はただ詠めぬ想ひを胸に問ひ 言の葉
尋
(
たづ
)
ぬ春の夕焼け
8
甘きもの心欲するままに食み翌朝の面凹面鏡か
9
店先に早も飛び交ふつばくらめ
去年
(
こぞ
)
のお宿の手入れ
忙
(
せわ
)
しや
31
白鷺は 羽だけ持ちて 生き抜きぬ 軽やかなるや 空を優雅に
30
新生活 心と
身体
(
からだ
)
が 揺れる時 どうか
労
(
いたわ
)
り 過ぎて下さい
21
公園のニ樹の桜は咲きほこり毎日花見心潤う/二階の窓から見える
31
淡い地に野の花そよぐ紋様の羽織ながれる春のそよ風
12
1Kの狭い部屋には収まらぬ強い物欲われを支配す
31
欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
29
ゆっくりを瞬きをして慰めてくれるか照明店の黒猫
23
天国は高取にあり
桜雲
(
おううん
)
の 荘厳美麗は壷阪寺
6
腕に巻いたねじねじにつかまりし真珠で、揃いのゆびわを作ろ
3
マスク取り 表情見える ようにして 口が臭いと ダメ出しされた
3
昨年の メロンの種を 蒔いたなら 出るは出るはの 可愛い双葉
5
ヨーグルト 食べたら捨てず 空き容器 土を入れたら 育苗ポット
4
想像も 出来ぬ毎日 下さって 感謝感激 老後の仕事
3
何もかも移り変わるよ花開き落ちる木蓮香り残して
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辛くても きつい仕事も 経験と 思えばお金 払いたいほど
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