Utakata
登録
Login
サイトのご案内
距離
フォロー
20
フォロワー
17
投稿数
57
よろしくお願いします。
1
2
次 ›
最後 »
不自然な色のランプを近付けて頭の奥を照らそうとする
9
こちらからしてみれば君のたましいは白すぎるほど白でしかない
11
ビニールの花を作ったその夜のうちに逃げ出すつもりでいた
6
鉄橋を冷たい人の振りをして渡る 約束もないものとして
6
優しき日にすべてを再度取り戻すため響かせる心音か羽音
8
最後まで光を信じられますか?そうなら星や花がほら、また
5
航跡波残して夏が逃げていく(一番嫌いなのに困るな)
4
小魚は指から逃げてきみは空の亀裂の方に目を奪われる
7
僕の生霊はおそらく海にいて漂着物を蹴るなどしてる
6
しましまの光を胸に受けじっとしている。瞼は震えている
5
パラシュート開き方は知らないが開かなくても鳥になりたい
5
おすすめはかなしみでできた塊を抉り取らずに溶かすことだよ
6
おそらくは夏の空の明るさに秘密があって何もいらない
5
どの頁を開いても染みついている海の匂いと海鳥の影
8
小さな火を灯すと見えてくる景色の中の古城に住んでみようよ
7
あれがあの星座だ、とはわからないが弱い光の星なら見える
4
湖のほとりに白い家を建てそこで 永遠 を考えるね
3
青色のボートわたしの安眠のために漕ぎ出し水面は銀
5
確かなる世界のことを考える深夜にキャラメル作り始める
10
飴玉に似ている星へ壊れかけの宇宙船で行く光が連なる
9
魔術書も恐らくきみは読み込んでいるから下手な言い訳をしない
8
ハンマーで粉々にした鉱石のかがやきに似た終わりがいいな
8
判明なことは一つも見当たらずピンボケめいた景色を歩く
8
伏し目がちなきみとはいつか会うきっと旋回する鳥に似ている
5
ゆらめきを終わらせたから買いに行こう星の形のスパンコールを
5
窓際に宇宙の写真を置く/夜汽車/過去はただの揺れる波紋で
4
雷雨の日悲しさが消えて濡れぬよう本を抱えて君と走った
6
左目の奥にずっと奥の方に確かな星が沈んでいるね
7
海の絵を飾った部屋に泣いたような眼をした人ばかり集まる
5
あらかじめ言っておくけど君と違いそんな高くを飛べはしないよ
6
1
2
次 ›
最後 »