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笑みながら刺す薔薇や知る女々しくもなれぬ女のさだめてふもの
10
返信は文字で欲しいな スタンプはあなたの声が聞こえないから
7
公園に江戸の足音聞こえそう ここは土佐藩下屋敷跡
24
成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り
8
さくら色 開花しほどく 時間ごと 巡る季節に 栞はさんで
7
気配だけ消して俯く透明な 私越しに見ろ歪な校舎
4
人間であった私が人間で なくなったあの日私を返せ
5
日陰から出られなくなった吾を指して 嘲笑う光の使者たちは群れる
5
漬け丼を半分食って茶を入れる鮪の赤身白む窓際
15
鉄橋を壊すついでにひとが死ぬ石器時代にもどす野蛮に
13
すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
28
晴天の風に吹かれるひとひらの花びら淡い雲の舞う空
11
雨上がり ひときわ映ゆる 花の色 清らかさとは 後に気づきぬ
18
音楽は目に映らない出目金は止まることなく浮かび続ける/折句・おめでとう
11
風を切り
過
(
よぎ
)
りぬ車 降り積もる
花弁
(
はなびら
)
を巻き上げ 花飛沫
28
吉牛の椅子に深ーく腰掛けて、夜勤明けの脚軽くさすってる。
7
読んでいる二つの本に退職の警官がいてシンクロニシティ
19
行き先を知らずに乗った列車なら記憶に絶えたあなたが廃墟に
13
あえていま桜をみるか迷うソロ さぁ出かけるか靴が微笑む
6
春の陽に気持ちよさげな野の仏桃の花びらおでこに二つ
36
新緑の朝のひかりに
透
(
す
)
く様は春をよろこぶ飛びゆく小鳥
13
降る雨に春の炎の鎮まりて集いの
桜
(
はな
)
の
閑
(
しず
)
かに立てり
18
何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
25
来た道を戻ったとこで帰れない こちらにもなく あちらにもない
6
西行の歌を
諳
(
そら
)
んじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
16
生命の息吹 緑をほころばす わたしはその
桜
(
はな
)
も好きです
7
一昨日より一分多く話せたし、天気も良いし、今日は良い日だ。
5
春浅しサイドガラスで風に耐え羽を震わす蜂ひとつおり
18
空青く
桜
(
はな
)
も
笑
(
え
)
みたり三日ぶりに街が目覚めたような朝
9
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の若葉
36
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