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早朝の目覚めに暗示ひとつかけ今日が生涯最後の一日
10
もう何もしないに越したことはない先には何も待ってはいない
5
隣ねる 未子を見つつ 頭撫で 暑いんだよなぁ もんくをひとつ
5
息子らが 仲直りする 素直さに おい負けてるぞ 我がヘソよ
8
四十二年 とも生きたり 我がヘソは いまだに曲がりて ブラジルへ行く
8
ダッツ食べ なおも曲がれる 我がヘソよ ひとりでごめんと 言ってきなされ
5
三男と 揉めた私へ ハーゲンダッツ 「母さん謝ろ」 と笑う君
5
大丈夫? なことあらへん ガムテやで これつけたまま 病院行こか
4
食べきれず植ゑし里芋の成長に秋の芋煮を想ひて涎す
7
その昔 ホームサイズと 言っていた 500㍉㍑を 一気に飲み干す
4
火の国を 再び襲う震災に 蘇りたり六強の揺れ
14
君と寝た思い出が流れ落ちそうで ベッドシーツ イン おしゃれ着コース
4
狂うなら寸分違わず鳴る君の脈を聴きながらそれで狂いたい
2
疲れ寝て 夜半目冴えて 眠られず まぶたに刺さる 部屋の常夜灯
12
薄暗き 部屋窓眺む 流るる灯 夜の帳を 揺らし去りぬ
5
せかさんと 俺の話を 聞きなはれ まだ先だろう? 明日の終電
4
もう一度 あの時のネタ 聞きたいわ いいけどひとつ 進化しとるで
4
丑三の しじま破りし レール音 慣れてしまえば 寝物語よ
8
もう一度 あのお話が 聞きたいと そう言われても 二度と話せん
3
扇風機首を振りつつ俺を見て 暑いですねと語りかけてる
8
幽霊になったらきみに取り憑いて 毎晩部屋の電気消すから
7
カルピスの 濃さで教える 塩梅に 飲んでイイかと 子どもらが問う
4
白妙
(
しろたへ
)
の
波
(
なみ
)
の
狭間
(
はざま
)
の
小麦色
(
こむぎいろ
)
我
(
われ
)
の
秋波
(
しゅうは
)
余所
(
よそ
)
にのみして
4
鍵がない 玄関前で 大慌て 荷物を下ろし 足取りを追う
4
好きなひといるのになぜか揺れている見合い話はあなたの
所為
(
せい
)
よ
4
十五分 仕事中だと 一瞬も 待ち時間なら 一瞬でなく
5
明日には 何度つぶやく 同じ事 声には出して 楽になろうよ
4
たばこの火 立ちのぼる
煙
(
けぶり
)
吹き去れど 面影匂ふ 夜のしじまかな
10
気遣いの外部接続チャッピーに演じてもらうお詫びのメール
4
都会路
(
みやこぢ
)
の 人の
気配
(
けはひ
)
の 絶えざれば 虫の
集
(
すだ
)
きも はるけく聞こゆ
18
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