心臓をあげます しろく輝いた、それは確かに愛だったのだ
6
いまにでも 泣き出しそうと 空を見て 傘持ってる?と 俺に訊くキミ
4
取り合わせ 少し矛盾が あるらしき 歌の評価を 避けて次読む
13
稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
13
春物の 薄手ズボンに 穿きかえて 足取り軽し 桜散る路地
19
君まさば 妙なる和歌を 詠みなむを なくて淋しき 佐保川の花
13
業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
30
通知表にコメント書かず新学期裁縫セットに名前はつける
11
蒲公英たんぽぽの群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
30
病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
35
きみを好きと思った回数分の花を束ねていつか贈るよ
9
紅花の 陽射して映える 春の空 梅の香こぼれ メジロ酔いしれ 我もをや  長閑けし 
6
春霞 桜の木の下で 独り影  目には見えねど 春の香りに 誘われて 舞いつつ その影消える 夏は来ぬ
5
のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
20
見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたかよこしまな風
19
雛壇の 十二単を 見て想う 重ねた嘘と 嘘のしあわせ
6
どれだけ美しい花も、結局最後は君の涙で散るんだ
7
田畑が 家に道路に 置き換わり 今岐路に立つ 列島改造
17
いい馬に目がない僕は駆く馬出資馬に未来の夢を歓声を
18
深まるは春か迷いか未来へとリュック一つでこぼれ出す僕
33
凛として  寒さ忍びて  花咲かせ  春の日告ぐる  深紅ふかくれないの花
10
AIと おしゃべりしてて判明す ベートーヴェンはドーパミン系
12
親友と絶縁するよう AIのチャット履歴を削除していく
8
赤ん坊なぜ泣く それは自らの無力が悲しく たまらずに泣く
4
だめだめに飽きたらおいで僕の店黒猫がいる照明店だよ
33
「だめ」という言葉の数だけ撫でるから僕は夜色のただの猫だよ
27
見た目は不釣り合いだけど何故なの?だって人として男前だから
10
爆笑で沸き出す脳の幸の波「は」が満ちて虚脱の吐息の僕ら
25
五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
28
薄冷えの夜半よわ ベランダにで 空を仰げば 北斗七星高し
31