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遠くなる 別れの記憶 江の島は モノクロームの あざときゆらぎ/折句
11
神武このかた 否「ヒフミン」 天国で 駒を打ち込む 負け解りても
5
アスリートの演技に神の声聞く 舞台降りれば ただ微笑まし
5
靴下濡らす 朝の雪 日没に 時間を残し 道乾きたる
8
設定を 3度落として 温みたる 陽射し入り込む 家ド真ん中
10
暮れ六つや 天辺に
出
(
い
)
づオリオンに 近し冬の終はりを感づぬ/午後六時
27
看取られず 死に至ること 稀ならず 仮に同居し 家族なれども
9
人間と 自然の距離が 遠ざかり 技術革新 進みたりなむ
6
肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
4
選挙戦 まさに戦で 戦略や 戦術足りて 人戦えり
6
定数削減越しにみる 対立と独裁体制 声もなく
6
短歌とは 俺にとっては 啖呵やねん 思ったことを 言葉にのせて
9
煮詰まった 頭を冷やし 屋上で 朝焼見つめ 深呼吸する
32
雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
29
窓越しに 見送る我が子と ハイタッチ 冷えた薄板 挟むぬくもり
12
雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて
25
加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
25
火曜までみじんこだったふりをするうそもほうべん 千本桜/折句
11
池
畔
(
ほとり
)
じっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
37
午前3時 お腹の重みで目が覚める 君は爆睡 我は眠れず
12
目が覚めて起きてもいいか久しぶり邪魔しないようお湯を沸かす
5
猫拾い別生物がやってきて異次元の動犬と驚く
6
降りてくる言の葉をこの両の手で 受け止めんとし 空へと伸ばす
9
抜け落ちた真夜中の時君と居るありがとうって言わないけれど
5
冬
(
ふゆ
)
朝
(
あさ
)
の凍てつく道を散歩する犬は四輪吾は二輪
6
美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
6
馬ながめ座る
胡座
(
あぐら
)
へ猫そろり初対面だよ照れるよいいよ
20
会いたいと願うほど濃くなる現実 風に舞う君に奏づるパヴァーヌ
10
好きなこと好きなアニメに好きな本 身体が重いな一つもできない
7
夜泣いて泣き泣き泣いて泣いたあと 歯ブラシ持って歯を磨く
9
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