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迷い子か桜の実摘む椋鳥の嘴ひとつも朝日に溶けて
26
「生きるのに試練は不可欠」思えども いまのこの重さ 耐えきれるか吾
21
生きてればきっといいことあるってか?もしなかったらあんたが死ぬか
8
嘘でしょと 増えた数字に 二度見する 食事控えた 翌日の朝
33
我が里の
児童
(
こら
)
が通いし通学路 熊鈴の音風鈴に似て
31
夏の来て青田横切る子ツバメや まばたきの間に風と消へたり
46
美しく整えられた
傍
(
かたわ
)
らに 棄てられていく言の葉の儚さ
23
鍵なんて 必要ないよ この部屋に 大事なものは この俺だから
3
鍵をかけ 大事にすれば する程に こじ開けにくる 輩が増える
5
本編と 同じ長さの NG集 最期は笑って ハッピーエンド
4
秋風の渡る
高天
(
たかあま
)
裂くごとく鷹は
下
(
くだ
)
りて鳶を追ひ詰む
10
ゆめをみる ご飯を食べる 空を見る 革靴を履く もうすこしなく
8
願はくば 優しく撫づる
御手
(
みて
)
を
以
(
も
)
て 留めおかなむ 有明の月
13
僕たちが 星座で例えられるのなら 君はこと座で 僕はいるか座
7
みぞおちを
抉
(
えぐ
)
る思いを 一行に 閉じ込める術 言の葉すり抜け
18
あなただけ 愛するように 努めても その裏側に たくさんの影
8
陽だまりの 丘に寝そべり 微睡みて 柔き口づけ 許したる午後
8
亜麻色がなにかも知らぬまま父の膝で見るたなびく亜麻色
10
へそから
伸
(
の
)
びる
紐
(
ひも
)
に
繋
(
つな
)
がったいつか
掻
(
か
)
き
捨
(
す
)
てた
恥
(
はぢ
)
、
恥
(
はぢ
)
、
恥
(
はぢ
)
7
役立たず
!
かんむり被され重かったあなたのために尽くす事無し
27
私には あなたを壊す 勇気なく 壊してきた過去の人らが
8
幾日を我を失い過ごし終え必要とされる事に気が付く
37
チリチリと頭の裏を伝う恋行き場無くして地に垂れ落ちる
11
ひと茎が二つに分かれ赤白の揺れる不思議なデイジーの花
33
ありのまま綿毛を育て風へ撒く蒲公英へ説く陽射しと氷雨
21
昼からは葉が三倍のベゴニアへ寄り添い育つ明日への願い
22
我がいえの窓辺に飾る一鉢のベゴニアの花 桃色満ちて
21
一鉢の願いの育つベゴニアと卒業させる甘えた孤独
15
真昼間の都会の音を抱きしめてベゴニアと聞く静かな願い
16
桃色のベゴニア乗せたカブと行く帰路へときめく青い初恋
16
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