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今日もまた「大丈夫」になりたくて なれなかったな いつなるんだろ
7
たのしみは 冷やし中華の胡麻だれに 辛子とマヨを和えて食すとき
14
たおやかに佇む器滲みでるルーシーリーの人と気品と
16
おわりまで共に走ると決めたのに羽ばたく鳥は消えてしまった
7
またひとつ 歳を重ねし夏の朝 こころに期するは日々の尊さ
25
人生をかけてあなたに狂うことが僕の幸せだったらしい
7
芸術家それは何かに狂った人 俺は愛することに狂う
5
授業中きみはうとうと船をこぎ 誰も知らない海を渡った
8
プレートの上にカレー
海
(
かい
)
みちるとき ライス大陸を裂いた銀雷
7
熱帯の夜を乗り切る相棒は丸くならない長すぎる猫
12
肺が霧で満ちるようにあなたを想う 今不安だからこそ信ず
9
「死にたい」と言えば心配してくれる人達だから言わない 呼吸
12
思ったより、まだわたしとあなたは仲良くないのだと思い知った
7
できないと 決めつけないで コツコツと すれば大体 のことはできる
8
日が昇り、降りてもあなたを待っている。 期待はしない 決めているのに
6
明るさで星の光に気づけない そんな奴らを妬む暗闇
10
燻
(
くすぶ
)
りし薪より落ちる
灰汁
(
あく
)
ありて 絞り出したるうたの苦さか
12
春知らぬ 梅雨の香りと 雨音に 如月の寒 肌にありけり
5
小夜の床 月の光の 差し入りて まどろみ聴くは 秋の足音
8
桜木を 車椅子より 撮る人は 我が画角には 映らざりけり
6
五分咲きの 並木見下ろす橋の上 花の浮き橋 末だ陸の上
4
しのぶれど 音に出にけり わが業は それは何時ぞと 人の問うまで
5
柘榴忌の ふみの名残を 偲ぶれど 七十の昔の 人ぞ偲べる
4
早くあなたと話したくてたまらないな その魅力、あなたは
茉莉花
(
ジャスミン
)
!?
5
恋人ができたら一緒にしたいこと?わからない愛されればそれで
4
猫どもの
訪
(
おとない
)
来たる かわいいはかわいそうと紙一重なり
10
花火の音スルーしてた猫が今 缶詰開ける音で飛び起き
11
古巣にて椅子買い換えんと母五脚 父は二脚で充分といい
7
朝まだき 過ぎたる酒の
香
(
か
)
に
集
(
すだ
)
く 蚊の鳴く声の
太々
(
ふてぶて
)
しさよ
12
蔵の中 秘密隠して 15年 原発災禍 発酵途上
11
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