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ひとりにて部屋で花火の音を聞く苦に思わんのも考えものよ
11
待ち人の はやぶさ乗りて 便り来る すぐに分つ知り はや寂しかり
6
日は昇り 月にサヨナラ また明日 きっと明日も またその次も
12
上洛す 茶を勧められ礼を言い いけずも識らぬ我
東人
(
あずまびと
)
9
言付けを 頼んだ相手が 悪かった 予約だけして 告知してない
5
君が嫌い 本当に嫌い 大嫌い 好きじゃないから! ホントに嫌い
6
八月は憧れすぎてぼくたちの地図はどこまでもどこまでも青
10
君が嫌い 初めて言えた この言葉 ついに気付いた ホントの気持ち
6
サイダーと花火、リトリート。 親子やお通り 鳥雛は灯台さ /回文
6
泣かないで 君と僕とで 絵をかこう 空のキャンパス 星のまたたき
6
デイケアで喧嘩取り成し
撲
(
う
)
たれたる
義父
(
ちち
)
の遺伝子
担
(
にな
)
いし妻は
6
包帯は八週ぶりに外されて八週分をガシガシ洗う
26
わたしよりあなたは思ったよりわたしのこと好きじゃないみたいだな
4
若鶏のディアボラ風を三皿も学生の欲やまずミラノへ
6
君と見る 夜空の花火 もうここで 世界の火薬 使いはたして
35
無常なりあきつの翅に透くひかり 息ひそめ聴く 夏の静謐
21
報道が イオンモールに 偏りて 国の愚かさ 誰も問わざる
14
火樹銀花
(
かじゅぎんか
)
灰降る闇の しづけさに なほ残りける 火の
煙
(
けぶり
)
の香
7
夜の華の 散りて咲きまた 散りぬれば 夏のよにふる
幾歳
(
いくとせ
)
の灰
11
煌々と
海原
(
わたつみ
)
の奥の 里の灯に 今ひとたび咲く 夏の花かな
17
降りつづく夜来の雨よ頼むからねぷた初日の宵には
止
(
や
)
めよ
5
雨のこと嫌いじゃないけど 陽も恋し 真昼の電燈 八月の梅雨
10
万物は流転するべく 用水路 氾濫せしこと 飽きる日を待つ
6
自発光 君は太陽僕は月 照らされる僕の背中冷や汗
3
別れには「
再見
(
ツァイチェン
)
」という言葉がいい 再び見たい君の姿を
20
人命に等しく 猫カフェの子らも救助され無事 イオンモールより/熊本地震ネットニュースより
21
蓮華
(
れんげ
)
田の 花を摘みては首飾り まぶたの奥に夕焼けこやけ
22
建てるのも 打ち壊すのも 人なれば ざわめきなどは 日々のことなり
14
うだる夜の 紫煙霞に 萌ゆる月 火に群がるな クソカメムシが
5
編み上げたチュニックまとい
お師匠
(
母さん
)
の写真に「ど〜お?」とおどけてみせて
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