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いつもより優し過ぎてたあの日から鳴らない電話愛の幕切れ
4
布団から出たくないからクーラーを最強にして冬を作りだす
5
一球にすべてを賭ける眩しさに胸が高鳴る真夏の聖地
6
「仲良し」をつまらないからやめてみる 涼しい風は水色らしい/折句・夏休み
6
うなじ上げ藍に黄色の浴衣帯意にも介さず玉屋、鍵やと
7
「晴々」のバレはバレーと掛けてるのハイキューする我リョクシャカを聴く
3
真夜中に 麺屋にいく 帰路の 罪減らすため 塩を頼む
5
お土産に ブランデーどら焼き 頂くも これは善きなり もっと溺らせ
6
彼が吸うラークの匂いひとりいる私の部屋にかすかに残れり
4
ふりかけをふりかけてまたふりかけて 取り残されるメイン哀れに
5
次男から 安否確認 孫たち映る 大丈夫かな
4
止むを得ず 山に近付く 入る際 には十分に お気を付けください
5
本日は 猟銃等による 有害な 鳥獣類の 捕獲を行います
5
ロンドンの スポーツバーにて 盛り上がる 映像届く 長男の夏
6
祭りの宵
燥
(
はしゃ
)
ぐ子らの声 砂を蹴る音 水風船の破裂音と
26
旅先で 目覚めたような 空間に いてはったのは 夢の中の夢
5
マッチング
四〇過ぎて 三男が 婚活始めた だまされるなよ
7
山で咲く凛と逞し百合の花
生命
(
いのち
)
漲る仏花で見るより
17
薄い味 三年過ぎて 慣れし舌 甘辛人生 卒業近し
12
ありがとう 君に逢うため産まれたの フユからハルへ 繋いだいのち
23
終点を見ない振りした二とせも蝉時雨降る待ちぼうけの夏
26
信州の夜空仰げば幾千の主系列星燃えて輝く
11
荒妙の雨のけしきやけふもまた空の果てにて鳶は鳴かむか
5
空蝉を探し集める母と子に蝉しぐれふる夏の絵日記
31
夏休暇 入りて磨かる 自転車が 乗れと急かすも 三十七度
13
今日もまた「大丈夫」になりたくて なれなかったな いつなるんだろ
7
たのしみは 冷やし中華の胡麻だれに 辛子とマヨを和えて食すとき
14
たおやかに佇む器滲みでるルーシーリーの人と気品と
16
おわりまで共に走ると決めたのに羽ばたく鳥は消えてしまった
7
またひとつ 歳を重ねし夏の朝 こころに期するは日々の尊さ
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