今朝の秋コーンフレークをつかまえるコツを語りしきみは、七歳。
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イルカたち 摩擦係数ゼロで泳ぐ 弊社も明日からこうなりませぬか
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オルカにはマグニチュードがあるなんて聞いてなかったアイスも溶けた
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怨むだろうかもし優しい人を知らぬ赤ずきんは腹の中より冷えた世を
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桜舞ふ バスを待つあゐだに 愚痴をこぼし合ひ 笑ひ合ふ同僚と
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夜半よわにふと 伸ばした手の先君が居る そっと背を撫で また夢の中
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「もうしない」しっかりフラグを立ててから今日も続ける人の営み
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春の雪が思い出させた君の香を桜の色の中に見つける
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若き日に髪切りし街 花影に珈琲薫る『南方郵便機』
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気を張って電車の中で踏ん張ってみんなロボットテリブルトーキョー
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萌ゆる野のほのかな髪を撫でる日は風かろやかに吹きながれていく
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いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
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おでこには冷却シート吾子を抱き加湿器の音 夜間診療
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はなのときわずかに過ぎてく人は木陰を選ぶ四月上旬
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新しい 命継ぐべく 旅にづ 降り立つ土地は 風に任せて
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ははそはの母の湯湯婆ゆたんぽしまはれて一万日の日はめくらるる
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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散り積もる庭の桜に降る雨は風よりもなほいとはしきかな
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死ぬ事に不服は無しと豪語せし 我の服薬手のひら一杯
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だんだんと脚の痛むを尋ぬれば昨日歩きし一目千本
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孫出るか…半年先のイベントの予約サイトへキーボード打つ
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保育園の担任妻はピタリ当て足掛け五年つかんだ人事
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衆愚世の群れ離るるも哀れなり滅を滅せよ人工知能
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楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
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着ては洗い着ては洗いの毎日は遥か古代の禅の世界
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くしゃみが何度も聞こえて来ては遥かな杉の存在を感じる
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将来が具体的には見えて無いけれどひたすら今を生きてく
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話題など特に無いのに何回も話し掛けたい気持ちが溢れ
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貴女には幸多かれと願うけど君の弱さも気付いてはいて
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色々とアドバイスを貰うけれど結局は自分軸なんだよな
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