傘越しで見えなくたってわかっちゃう、笑い堪えた親友の顔
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溜まり 懺悔の日々で 悪夢みる 君マリアの膝で 鳴かせて抱いて
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夜ふかしが得意な方と答えれば「YOASOBIだよね?」歌じゃないから
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撫でられた手のうちがわにだけ春がある 生きているのだこの羽を背に
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100日を 迎えたオジの笑い顔 可愛く君に 似ていて淋し
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何もかも 便利になって デジタル化 なのにレコード アナログブーム
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寝る前に湯を沸かす 一杯のお茶 この習慣は貴方に教わった
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だから今 こうして堕ちて守るしか ないのだ横にいれないからさ
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キミがいた 時間に父は 何をした? 母にも子にも 何もしてない。
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「幸せ」と 思ってた日々 君の苦を 俺が踏みつけ 傷つけた道 
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3人で 行ったディズニー 本当に つらかったろな 最後の旅行
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久しぶり、幼馴染と待ち合わせ いつもと同じ順番で来る
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道徳心を黒に染め 夜更けにおこす大犯罪 バニラアイス
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三羽烏 言われ続けて48年 50周年には何しよう
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久しぶり 茶店の奥の席を取り 現況報告3時間
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帰り道 5秒前の『また明日。』振り返れば 夕暮れの眩しさで
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なんだかな うまくいかない いいことない そんな日もある アイス食べなよ
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何食わぬ顔した君に殺された 僕の季節は17の春
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墨色の切り取り線が浮かぶ月 あなたを殺す謎になりたい
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二人では食べ切れそうにないホールケーキが欲しい君、が可愛い
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裁ち縫はぬ天津羽衣干せりやと雲居に見えて霞む香具山
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おふくろの味をもとめて定食屋覗けばすでに男が二人
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穏やかな 暖炉の炎 木片は 囁く様に 優しく燃える
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クソみたい 残業するたびモノ壊す こんなイライラ高校以来
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千円のペンを机に叩きつけ 明日は定時に上がると誓う
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一括で削除しちゃった思い出にまだキラキラがあった気がして
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残業は二度とせぬとは思へども やらざるを得ず心を殺す
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俺のことほっといてくれと言うようにしっぽをあげてネコは横切る
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肩寄せた弥生の雨の夜の中 あったかくしてと酔ったふりして
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そもそもね、立春だとか言う癖に春じゃないです 座るな! 立て!
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