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荒天を衝きて渡らむ幾千里とうぞくかもめ逆境に立つ
7
びうびうと涼風の鳴る大暑の候。ねぷたばやしもかすかにまじる
11
微睡みて 胡座に猫抱き 顎撫づる 我が膝の上 猫雷鳴す
12
笑う時目尻にできるそのシワがリボン付けても
年齢
(
とし
)
を隠せず
4
東雲の 雲間破りし 朝茜 猛る猫の 餌食むを見ゆ
10
レンチンの レトルトカレー置きゆきて 妻はいそいそ女子会へ行く
24
テトリスはとうに捨てたが今もまた溶かした時間に焦る夕方
4
背伸びして 酒のジョッキを 取り出して 中に注ぐ オレンジジュース
8
赤色の イルミネーション 長旅に ゆらゆら揺られて 雲の心地
4
燻
(
くすぶ
)
るは
己の性
(
おのれのさが
)
と 解りしも 消し止めたるは
己
(
おの
)
が命で
14
サッポロの塩ラーメンを茹で濯ぎ冷やしスープで美味し猛暑日
19
店員に千円分を頼んだが満タン入れて千円で済み
15
カルロスの生んだリズムのボサノバを愛して止まずペダルが軽い
18
スコッチとチョコの苦さに19の実らぬ恋を溶かし飲み込む
21
良く来てた猫は統一教会の君を見てから姿は見せず
17
縁で会い心を結び旅をする真の恋とはそー言う日々だ
15
階下には
夥
(
おびただ
)
しきに
棘
(
いばら
)
あり 吊って切り裂き 髄に打ち込み
12
ふたこ玉 川園ジェット コースター 弟と乗り 笑みし日遠く
15
捨てられる男の方が世の中は多くて我もその一人です
11
現金を貴方と使い思い出が増えて愛せる二人の未来
11
友だけのリュックが軽く信じれず一人で登る剣岳かな
17
左右
(
ひだりみぎ
)
Jeff・Beck
(
ジェフ・ベック
)
と
Jan・Hammer
(
ヤン・ハマー
)
一人で紡ぐ 「Scatterbrain」
8
新連載第一話を読み終えて 未来の神作予感している!
4
あいづだば
(
あの野郎
)
かが
(
妻
)
より
じぇんこ
(
お金
)
さ
いぐたげで
(
欲を出し
)
かが
(
妻
)
ぼだしたけ
(
追い出して
)
今
いぐいぐだ
(
最悪よ
)
23
明日からの会社を爆破する魔法唱えてみるも何も起きない
5
ありがとう 萎えた心に 慈悲の雨 君の歌声
永遠
(
とわ
)
のものなり
18
サザエさんの笑顔のあとに押し寄せる月曜という名の怪物
13
常若の 蝶の文様 煌めかせ 続く空へと 祈りのせゆく
21
あきらめた 大人になるのは 無理やろな いくつになっても 小人のままや
4
婆ちゃんになるなら少し生きましょう顔を見てから逝くのでも良い
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