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「忘れてた」とはにかむ君を待ってたい空いた椅子にはひかりの座布団
26
本気ではないということないけれど 休みを欲しがるのはわがままですか
5
歌詠まぬ日々を重ねて帰りつく「ただいま」という一番の歌
34
人生が汚れ裂かれて台無しで子供の私に声をかけたい
36
眠れぬ夜に抱きしめられて聞くサイレン知らぬ誰かの
運命
(
さだめ
)
を祈る
33
目標は生きる力になるかもとカンパネラ弾く漁師を都度見る
31
生きるのに絶望しても血税で死後の処理とは何か苦しい
29
英検にテストにバイトに大会に 詰め込みすぎて眠りにつけない
11
先輩の時間割を見て絶望し 退部届が目の端に映る
8
この歳でルールを知ったカーリング忘れる事はもっとも速い
30
笑ってて笑って欲しくて無茶をして 失敗してまた傷つけてばかり
6
寒空に 知らぬ心の それ哀歌 理解者の手 儚き霞
7
折角と リアルタイムで 感動を その代償に 寝不足続く
9
故郷にも 今では建ちぬ 住宅地 我が想い出の 畦道いづこ
15
このチョコに背中を押され言えたのは 「今年もあげる、義理チョコだけど、、、」
12
平凡という名の服を着て眠る誇りでもなく恥でもなく夜
24
「お先に」とまばたきを一つ交わすとき雪の狭路は白くふくらむ
31
コーヒーに「昨日」を溶かしてはちみつの厚い光で今日をはじめる
31
え、寄せ書き? 長々しいのはそうだけど、恋心抜き! 刺さないでよね
6
「気狂い」ときみは自称をするけれど、それならこの世、みんな気狂い
9
誰彼が、わたしさえもが、神様と錯覚してもきみは人間!
7
お祝いに君と出かけたフレアバー 君の笑顔が最高のショー
8
イタリアは今何時とか考えて暮らすも残り一週間ほど
10
じゃあね、って 手を振った君の 背は遠い ひとり教室 あまりにも恋だ
12
散歩から帰って暖房つけぬまま午後七時まで我慢できてた
11
バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
34
床にふせ たまに御簾上げ 丸い月 さらば私と やみを待つ体
9
いのなかの フラッペ感じ 東京を オリオン見えぬ 街の明さに
8
冬景色 肩までつかる 蓮華城 最近のよは さらに冷たし
8
声かけず まぶたつむりて 月沈む 私の部屋に しけのない白
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