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一夜明け 明るい陽射し 降り注ぐ 雲ひとつない
灌仏
(
かんぶつ
)
会
(
え
)
の日
26
2
時間余の眠りにて飛んでイスタンブール目覚めれば晴天あさひ眩し
15
雨間
(
あまあゐ
)
の車道をば 通過す車 散りぬ
桜花
(
おうか
)
を 振り払はぬまま
30
新しき出会い求めて 目の前の扉開け 君は今飛び立たん /入学式の孫へ
17
まんじゅうがこわいギッシリ餡つつみ賞味期限がやたらと長い
12
クレームを言わない親が割を食う春の嵐が吹くクラス替え
17
後ろ髪 引かるる思ひ 花吹雪 田舎の町を
サクラ
(
)
色に染む
8
卯月せば 冷たい朝に 遠々し 入学の日の 娘を
懐
(
おも
)
う
8
昼下がり幼稚園児の足音に揺れて応えるチューリップの赤
13
サイゼリヤ鶏のステーキ消え去りて残り香舞いちる花時の昼
30
宵闇の月下の花は色褪せぬ 影も見ぬままただ散るを待つ
27
冬枯れの いばらも蒼く芽を吹きて 待ちにし
季節
(
とき
)
よ桜咲くなり
26
術もなくニュース見つめる白鳩の口に咥へし反戦ポスター
42
氷雨ふる年度初めの出勤の間際にあたふた手袋さがす
8
月ぞ知る 君待つ宵の儚さと僅かな逢瀬の愛おしきかな
22
黙々と釣り糸垂れる夫の傍で はしゃぐ吾子たち 過ぎし日の光景 /回顧
17
得意げに 釣った小アジを
捌
(
さば
)
く夫 台所になぞ 立つこと無いのに /回顧
19
岸壁の釣り人たちに 在りし日の夫重ねる 潮風うけつつ
21
葉桜の言葉に余る気持ちさえ紫煙たちが解いてく
7
君のこと触れることさえためらうよ後悔なんてしてないよ
5
ありきたりな返事でごめんね こちらこそこんな普通の苗字でごめん
5
川のなかにただ煙追いつくように桜とともに流れてく
6
君のこと、好きな人など居なくなれ。世界は「二人」が丁度いい。
7
替えかけた 衣やっぱり 寒いから 冬の格好 再び袖を
5
駄菓子たべチェリオとゲームが童子の都会へ向かう切符だったかも
24
ニンテンドーDSふいに出してみるこんなに楽しい物だったとは
30
訪問の看護師さんとお茶をするきな粉捏ね過ぎテーピングする
23
さりげなきまばゆい笑みに心音の波はあの日の君へたゆたう
25
本当はもっとおしゃれで満ち足りたシフォンケーキがよかったのかも
27
奪ひ合う パン散りパンの 星屑と 遊びて群れる鳩を笑えず 「詠み直しました」
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