数珠玉をちさき指先糸通し うまく通せずベソかく遠い日
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水の輪に静寂を破る鳴き声の鴨のプールは秋の光に
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数珠玉をひとつふたつと数えつつ糸に通して幼き吾想う
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「おやすみ」に明日がないこと知るまでに二年かかった きみの誕生日
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朝五時に 暑くて熱い 目が覚めた  三寒四温 どうすりゃいいの
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酒断ちて じっと我慢の二週間 組織検査の結果を待てり 
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itsuwariomakotototadasuorinidaniwarubirenunaretadanokuzunari
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面倒くさ しばらく会うの やめてたら 面倒くさくて ごめんとLINE
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好きな物 買っていいよと 言ったなら プレゼントって そういう物かな?
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気がつかない そのくらいの 優しさが ホンマの優しさ らしいよと言う
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察しろと 言われたとかで イラついた キミが気持ちを 察しろと言う
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長い夜裂傷の如き月があるビールはアサヒ味は薄いが
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眠れないではなく眠らないゆえにひだるい胸よ じき朝餉どき
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踏み台に片足乗せてバスに乗るとき空を見た「乗っていいのか?」
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これいいね コート見ながら キミが言う ちょっと見てみる? 秋の街角
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これいいね コート見ながら 俺に言う ちょっと見てみる? 秋の街角
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痛いでしょ? 麻酔が効いてる 大丈夫 自己陶酔と 言う名の麻酔
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涼しさへ開きの遅き薔薇と似る心も秋と共に深まり
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いつ死ぬか わからないから 心配で だったら死ぬ日を 決めればええやん
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堅牢な椿の種を濡れ布に包み芽の出る野菜室かな
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転倒で溢したカフェはピカソには及ばぬ朝のバスの中かな
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散歩して紅葉の映る池を見る君と見るまで食べぬサフレー
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ただの○(まる) 満月にした 甥御殿 三十路迎えて 爺は深まり
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紅葉を見上げる君と逢う日までゴディバのチョコは金庫に収め
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柿磨き今日の二人の笑み灯し食めずに胸の熟れる夜かな
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君くれし固柿磨く灯に今日の笑顔が揺れて熟れる小夜かな
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栗ご飯持参の君と旬盛りの吾の天ぷらを添える木漏れ日
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一重八重大中小にぼんぼりとつると木立の薔薇へ魅かれぬ
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そそぎたり水に小薔薇の色つきむ 心の満ちて歩む朝かな
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吾が母は うつらうつらと 薬局で 洞穴の中 蝋燭一つ
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