ベランダの端ですやすや羽休め抜き足差し足洗濯を干し
16
北天の神話ヒロインカシオペア 時計の針を巻き戻せるか
6
想いひをば三十一(みそひと)文字に紡ぐ時 齢八十なほ遅からず
12
三角の 薬の粒が 転がりて ねこのいる家 危険や危険
19
思出(おもい)ずる そこはかとなく 愁い帯ぶ ノスタルジック 空中散歩
12
高校から学び直しをしたいなと思った時には体ガタガタ
23
追いかけて辞書までひいてやめておく馴染(なじ)まぬうちは借り物のよで
15
リュックには最低限の物ばかりなのにどうしてこんなに重い
23
朝の駅ベンチで眠る少年に目を奪われたあどけない顔
22
ボタン式信号なかなか変わらずに このままだったらどうしましょう 
6
百鉢に 目をかけ手かけ 慈しみ 三十一文字に映す花景色/花の音様の愛花愛歌 突然すみません🙇
14
曇り空すだく秋虫鳥は鳴き蛙歌えば朝の穏やか
16
ソックスが ホワイトマシマシ 勝ち進む  奇跡起こせる 村上頑張れ
5
悪役の砂糖タップリ缶コーヒー凍える朝は正義の味方
10
近眼と 老眼何故か 調和して  眼鏡いらずの 日々に感謝
7
糖尿が 教えてくれた 塩の味  研ぎ澄まされる 舌の感覚
5
朝イチの コーヒーの味 体調が  分かりやすいよ 今日もいいね
5
色褪せた白線を踏む散歩道人にあらずも歴史を語る
13
散髪は 自分でやるよ 上手くなり  コツはと言えば 刈りすぎぬ事
8
顔洗い 左手一つ やってるよ 脳トレなるし 水の節約
5
水鏡嵐過ぎ去り池は澄む朝日を受けて跳ね上がる鯉
12
夏の果て ふるさと跨ぐ 白雲の 野辺に咲く花 紅鮮やかに 
8
ゴミ置き場役目を終えた扇風機首を振る日の記憶を残し
16
もうすぐだ 三つ首竜(ゴジラ-0.0)と 蛸野郎(灰色の魔女)  二番煎じは やめて欲しいよ /1/3
7
基礎固め積まねど積めぬ砂の山涙溢れて山となりぬる
5
雨続き 咲ききれずに うつむいて 苛立ち覚ゆも 品よきばかりに 
16
宵闇の 鈴虫の音(ね)の 恋心 涼夜(りょうや)を歓(よろこ)びぬ 秋の詩(うた)
26
左膝のいたみばかりが本物でなれぬ齢(よわい)をひとつかさねる
17
通夜帰り「引き算ばかり」と友が言う確かに今年もう四人逝く
35
ぞめき止み阿波の夜風に身を任す余韻残せし阿波踊り
19