疲れてる今朝にハニーのカフェオレを クイニーアマンを食べ比べする
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薔薇をで ダリアをでて 亡き父は 母をもでた かったのだろう / 御彼岸
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卒業の涙のあとも続く日々 ぼくら終わらぬパレードの中
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「お供えをありがとう」と義母ははの声 義父ちち逝きてなお二十年を生く
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髪の毛を切ってくれる?と再びの訪問怠くも邪険にできない
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病棟の 父への葉書に歌一首 余白で伝わるものの多かれ
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愛に濡れ 愛に渇いて枯れ果てて 思い出だけを こころに抱いて
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時うつりweb3の世となりピロピロとふモデムの音の今は懐かし
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埋めちゃえばいいよあなたへ伸びる手も過去から呼びかけてくる声も
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コロナ下に父母の遺影を描きし私のパソコン いざ初期化せん 春彼岸故
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小さくてふくふくの熱い手のひらが 世界で一番愛らしく居り
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実家での 食事はおいしい 物ばかり 完食するのも 親孝行かな?
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白黒の牙をあなたに剥き出して打楽器だよと言い張るならば
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花韮のちいさき花はかぜにゆれ みつばち一匹弧を描きとびゆく
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彼岸入り昨日きぞの売り場に〈牡丹餅〉の多く並びし光景なども
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初めてのワンマン列車にあたふたす 笑ってくれるな一人の遠足
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いつからか朝焼けを憎むようになり 眠れぬ夜に孤独は叫ぶ
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希死念慮 行き着く先は 星の海 月の舟乗れず ただ外を見て
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風邪薬 服して寝よう はや6時。 医者のくすりは飲まず棄て置き。
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人間のお医者は患者をちらっと見る犬のお医者は優しく触る
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義母の古稀 子孫こまご一同集まれり 笑顔満開 春呼び込みて
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店員の笑顔が君に似てたから遠くの君を思い出したよ
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無理やりに電気を消したせいだろう布団コスモでただよう自己否定スペースダスト
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デパートにスペイン語話者が一人いる 日本語圏のデパートに一人
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何一つ良いところなんてないけれどなめらかなのでゆるしてほしい
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等身大の吐露 真ん中は空洞のまま
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胸のときめきってストレスなんだって。 春に沈むマゾヒズム
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生き急ぐようにつぼみは膨らんで 薄紅色の笑みを覗かせ
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言葉にはならない澱がざわめいた 春の気配の疼く夜には
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なぜ詠むと 詠まない人に 問われても そういうふうに 生まれついたからとしか
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