幸せの位置づけにある「一番」が違いすぎたねふたりは個性
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見たいもの 見たいだけ見て 気の毒に 思考の花は 消えていくのみ
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絡む指 肌を這う舌 蝸牛かたつむり  恥じらひ 瞼は 固く瞑り
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二日酔い お天道さまに 靄かかり 今宵は月と 水割り一杯
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「またあとで」 めんどくさがりの彼の部屋 ちょっと狭くて ちょうどよかった
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片付けて キレイにするが そのあとの きれいに保つ ことだけ難し
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ベランダで流れ星だと叫ぶ君の背中を抱きしめたくなった
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わすれてた おれにはきみが いたことを おもいだしたよ もうおそいけど
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あの頃の 俺には笑いが 必要で キミに笑いは 必要なかった
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褒め言葉 八方美人な お前なら きっと好きだろ たけのこの山 
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何もない砂漠に薔薇が咲きました 訳知り顔で教える我が子
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苦手なる香り発する気に食わぬ匂いしやがる 柔軟剤安売りせしがただ恨めしく
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まな板にのせたきゅうりを叩き割る初夏の香りがひろがる夕べ
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餅をつく月の裏にはお団子を作るうさぎが居る ?君笑う
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過ぎ去れば皆恋焦がれる雪のよう 春が来なければ別れもないと
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ビー玉を 真二つにした 月出ずる 人の営み さやかに照らし
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セーターでは我慢できずにヒーターのスィッチをオン!「小満」の候なれど
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友くれし採れたて新じゃが皮付きで煮っ転がせば初夏はつなつの味
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面白いマンガを読んだときにだけ動く感情 尻ポケットに
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ありがたくスクワットせり入院に落ちた筋肉もどす一歩目
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元通り字幕で映画観る五月 吹き替え好きな君と別れて
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運転手どうし片手を上げ合って若葉のなかをすれ違うバス
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人間の歴史を聞いてやれやれと肩をすくめるオランウータン
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神様が宿るらしいよ 紫陽花あじさいのひらひらじゃなくてつぶつぶんとこ
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屋根のでハクセキレイがピーピーと ふわり着地す吾の歩く先
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風運ぶ青草の香に深呼吸 遠くに聞こゆ草刈りの音
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焼き上がりし 写真映りの美しく 日がな嬉しき ナルシスのごと
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通院の道は楽しき沿道の 畑に満ちる命を見つつ
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影かたち何もないもの抱いている神か形見かそういうものを
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幾代にも 浮き沈みある 人の世を 月を遮り 流れゆく雲
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