土手の端に高々赤く花が満ち我が町示す大紅ウツギ
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三つ葉閉じ嵐近しと吾へ告げるカタバミたちの賢き真昼
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ギザギザで皆不揃いの葉の先の毛にウインクをさせるベゴニア
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歓声は 命の袂 突き刺して 噴火を待たず 世代交代
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土手の端の白百合数え香を吸わば花の数だけ溜息が満ち
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登り切り達成の碑を立て下る峠は旅の導べとなりぬ
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戸口脇黄の花満ちるカタバミに孤独じゃないと思はナイトな
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音の無き夜中の雨に辛き日が溢れど泣かず明日の灯を抱く
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お互いに礼で始めて礼をして終わる試合は全国ネット
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冷蔵庫 四つに割った じゃがいもは 既に芽を出し 半月の夜
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晴れ空はどこの国でも同じ色 広がりすぎたあなたとの距離
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じゃがいもの 断面のような満月は 揺るがなかった 日常の記憶
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セルフレジお客がつかうメリットがないならみんな使わんだろう/ポイント多めに頂戴!
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婆ちゃんが大好きだった落雁を食べた 好きになるまで死ねない
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教室が30度なら大騒ぎ四十年後予知すらできず
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祖父の家見慣れない家癒えないね 死ねない監獄ピエロの気遣い
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滑り行く 言葉の果ての 虚しさは 慣れてしまった 日々是口実
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ワインボトル空け世界が回るなら  何本目で世界は平和に
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何事も限度があると言ってみる 例えばカーテン透かす月光
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教科書の上でなぞったきのこ雲 忘れないまま八月の島
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うみからの風吹き抜けるレストラン破顔ばかりの四人の媼
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認知症 生きたいですか?呆け老人 この國はムリ 殺処分あんらくしデス
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覚えたて 寮歌を歌う 君 遠く ガチャリとせかす 公衆電話
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被災地へ 復興を願い 打ち上げる フェニックスのように 立ち上がれ
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あの時を 忘れぬように 打ち上げる 空に届ける 白菊三発
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長岡の 夜空を染める 想い玉 平和を祈る 黄金すだれ
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不思議なり吾が入店するたびにルパン三世流すスーパー/理不尽短歌
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雨降れば雨を連想させる曲BGMに流すスーパー/豆知識短歌
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文明の利器が異物に豹変すコンタクトレンズずれた瞬間
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参観は母を含めて三人で友が「かしまし娘」と呼びき
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