池のはた 葉も艶やかに石蕗の凛と咲く黄に元気もらいぬ
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うりざねに長躯の女性大臣のメモなし答弁や涼やかなりける
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死にかけのピアスホールにねじ込んだプラチナリングが風に揺れてる
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アラームを止めた切り 二度寝に嵌まり 温き毛布の 冬の誘惑
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「膝栗毛」三日読んだら伝染うつります おゑど江戸言葉にべらんめ調が
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「看板は女ばかり」と子が糺すフィリピンクラブ男の楽園
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背にけはい手持ちぶさたの店員と胡蝶蘭たつカウンターひとり
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みかんむき一房一房食べるのは めんだふくせへや面倒臭えや三房で三口
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爺会で カラオケ歌えば盛り上がる ラストはいつも大合唱に 
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同級のえにし途切れし友の居て似た人見らば後悔募る
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赤い実を食べずに鳴ける鳥あれば夢の共生ユートピアの庭 / マンリョウ四株
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ニイタカヤマノボレといふ暗号が真珠湾へと血潮たぎらす
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生活に そこまで笑いは 要らないと 言ってたキミは いまどうしてる?
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世界は綺麗だ。都会の喧騒も山奥のざわめきも
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困り顔、眠そうな顔、首傾げ。笑顔、泣き顔。どれもかわいい。
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冷たいな 冷たくしたのは僕だった 優しくないと優しくされない
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別れの瞬間とき 知らなかった 私はね きっと貴方の 囚われの身ジュリエット
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夜深くなゐに飛び開け非常口誰も出ぬとは思っていても
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死にかけて 話のネタが ひとつ増え べッドの上で 構成を練る
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死ぬ時は 意外とあっさり 死ぬんだと ストレッチャーに 寝ながら思う
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地獄への 招待状が 人違い 謝罪もなしに 追い返される
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息深く吸うと白雪入りきてこの冬僕の母国語は雪
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憧れのまま 置いておければ 美しかった 壊した以上 踏み込むしかない
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なにごとも ないこと願う 冬の夜 寝るに寝れずに ニュースをながめ
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京都大 近くも遠い 私の憧れ 今年で決めて夢の先へと
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11年たって移ろう心模様 部屋が変わってタオルもかわる
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わけもなく 重い心と傍らの 綿抱きかかえ 見る白昼夢
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夕焼けに染まる故郷の空見上げふと口ずさむ「バラ色の日々」
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もしかして もしかしてだけど カルディの チョコのテリーヌ 今年は無理か(日程が‥バーレルが‥)
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僕がただ飾っているパロディーの元ネタを殺したのも僕
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