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歯が痛いらしい君とは話が噛み合わない歯医者行け 

きみどりからきいろと薄きだいだいへもみづる木立ち夕焼けてゆく 

めいぷるのほの甘きかをり漂はせ砂糖かへではお星を降らす 

蜘蛛の子の歩き遊べる書棚にて時間のなかの絵本ねむりぬ 

秋の夜はメランコリックになるけれど構わず食べるおはぎを二つ 

男子女子囃す騒音 noise をかき消したいあなたも僕も「人間human」じゃダメ? 

秋風や猛暑のみせた幻想がさめて手の中履歴書潰す 

皮肉にも現実リアルの充実の度合いと投稿数が反比例する 

手を握るタイミングがつかめない君との距離は一万光年 

決断を迫られる窓には百合が一輪外を向いている 

パン咥え家出る娘、父案ず曲がり角での出会いなきよう 

「ちょっと君、お茶奢るから時間ある?」真夏の交差人波を裂く 

「神はどこ?」と少女の声燃える街煤色の空照らす三日月 

白い布被って夜に誓います あなたのふこう たまにしあわせ  

軽率な九月をうたう夜が来て静寂のなか鈴を埋めるよ 

嫌悪しているところへと回帰する世界の不思議に怖気おぞけを感ず 

遠い日の四つ葉みつけたときのこと久々めくるページにときめく 

もろびとは摘んだその日を取り落とし無謬の瑕疵をさえずっている 

きみどりの葉つぱはハートのかたちにてふはりと軽くかはりゆく今日 

あたらしき息をかへしてつながりぬハートの葉つぱと以心伝心 

人びとのお喋りを聴く一角に背のびしてゐる観葉植物 

うすき影なれどもあかるきかたちなる葉つぱは無言に語りつづけむ 

離せないスマホあるから話さない 寝起きも昼も夜寝る前も 

甥ふたり嵐のごとくやってきて祖父母な親はくたびれ果てぬ 

暗がりでゆるりゆるりと繋がって 生暖かい夢を見るだけ 

突然に、甘い香りは好きですか? 甘い香りはその言葉から。 

寂しくない別れだったのに 新快速 いた席見て涙を流す 

あんまりさ 難しいこと考えず 浮かんだことを詠んだらいいよ 

「5」・・・・・ 一人いなくなって初めて 綺麗に切り分けられるケーキよ 

憎しみを溜めたあたしの毒袋、焼き場の窯を汚して燃える。