名も知らぬシティポップ口ずさみ  秋の公然わいせつ罪
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秋霖(しゅうりん)の集合団地暮れなずむ  駅前一人ボウリングセンター
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惹かれゆくこころの先にあるものが 愛であるよう 愛になるよう
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思い出す度に痛みを主張する心残りになれますように
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急に来た数日間の空き時間 のんびりしようかルンルンしようか
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失恋がカルタに残り遊ばれる(夜をこめて 鳥の空音は はかるとも) よに逢坂の 関はゆるさじ(あなたとは会えない) 062/100 清少納言
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本能で コンビニ向かう この足は ニコチン動力 蒸気機関車
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うたた寝の 心地良き午後 窓開けて 秋の光を 五感で感じ
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泣く場所は各自でご用意ください痛みはこちらで取り揃えます
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錠剤を 三、四、纏めて 飲む日々に 去るウイスキー 消えた樽の香(か)
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書きかけの小説ぱらぱら風に舞い少年は半透明になる
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寒いねと 袖に手隠す 君を見て 秋が来たなと 気づく今日
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猫の腹 撫でくりまわして 寝た夜は ふわふわ綿毛の 夢をみる
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長身の 悩みをポツリ 溢しても 脚長自慢と 妬まれる日々
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ブレーキも アクセルもない 独り者 如何におわすか 部屋にこもりて
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文月のこもれびの中歌を詠むわたしはわたしのためにうまれた
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知らぬ間にストンと落ちる夕の陽よ 小芋ことこと炊く湯気も秋
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やまももを数珠のごとく並べたり母の呼ぶ声記憶の中で
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陽を浴びて 映る御身の 影は濃し LED光 鬼畜見えざる
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金木犀 金木犀だと!?知らねえよ…… 都会育ちにゃ 分からぬ匂いで
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秋がきてすずしい空に見る雲は大きなつばさ船を漕ぎつつ
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風呂の灯(ひ)が 昭和62年製 大往生だよ お疲れ様です
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よく励み日々に認めては楽園に 潜む魔物に食わるる心
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えらいねとほめてもらえるひとがいるそれがどんなにすてきなことか
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転職をされし同僚 手土産に飴と 手描きのピカチュウ残し
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雨の朝赤い車とすれ違う度に見つける柔らかい棘
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子は大事 陥穽の中 日本の 五・六十代 息も絶え絶え
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急な帰省 変わらぬ部屋と知らぬ人の話とフルーツ
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一度目の花期を野分にさらわれた金木犀が二度咲く秋日
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聞き慣れた エンジン音が 窓伝う かつての相棒 今は何処に
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