湯船でね 膝をかかえて 眠るとき その時だけね 赤子になるの
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煙草って 生きてることを 可視化する 魔法みたいで ちょっとこわい
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相続の 全てのことを やってみた 技を知り得た 使ってみたいな
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母と話す どんな施設で 暮らしたい 自由があるとこ 出歩けるとこ
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母さんは親の言うなり従って不幸になったと知りつ言わない
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母さんは母さんだって思ってた私を看取ると思い込んでた
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鯉のぼり 桜の花と 芝ざくら 梅も咲いてる 北海道の春 /ほぼ同じ時期になる
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ウグイスの 鳴いているのが 聴こえたよ ほんとに鳴くんだ 「ホーホケキョ」と
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鯉のぼり 庭に建てたら いい感じ 子たちの成長 幸せを願う
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太陽は剣となって蝸牛の轍を切り裂いた
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さいきんの 風は優しく 少し寂しい あの冷たさも 好きだった
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イリジウム分析などして生きながら学者の父は老いに佇む
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那由他の数 思いつく夢 右往左往 十八番の信号 ブレーキ踏んで
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家の前鶯の声聞きながら息子と2人ドッジボール
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いきいきと 日ごとに増して 雑草は 今年もついに バトル勃発
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これが私が母にできること 私でなければできないこと 母がずっと求めていたもの
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お母さん 趣味の世界のあなたは別人のようで 四十三年ぶりのはじめまして
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僕が人に 戻ってゐる そのあひに きみは行かぬか 海逝くまでに
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母の庭 重機によって 壊された この屈辱を 誰をか知らむ
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私がヒトに戻ってってる間 猫が家の主になり 庭に花が咲きメダカが泳いだ
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あゝ無情例えば生まれ変わったとしても遅すぎ君はもう大人
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失敗しつつもやって良かった 母よ 私の庭があなたをそんなにも喜ばせるなら
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疼痛に抗う事を諦めて鎮痛剤をのんでもう寝る
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こころとは 自分自身で あるけれど 関われないの 魂って何?
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もう一度 会ってみたら わかるかな? 君のことが 好きかどうかは
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朝焼けの 光で焼けた めだまやき ちょっとだけ焦げて 苦くなる
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貴方から もらった指輪は 大きくて それだけでなんか 好きだった
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コンビニでドーナツを買うきみを見ただけだったのに少し太った
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よく見れば星ではなくてよく見れば夜でもなくて 縛られている
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散歩道花橘の香が薫りキミの匂いが思い出せない/皐月
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