こんにちはもう降らないね降ったって毎年同じ会話三月
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ストレスで 狂った獣へ堕ちたくない 私まだギリ 考える葦
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雪融けて隠れたボロが露われてみすぼらしいな我が屋敷だよ
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あさがくるあさがくるあさがくるあさがくるあさあさあさあさあさあさ
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あの空が青く見えるの? ほんとうに? だったらきみは天国行きか
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指輪はねハリー・ウィンストンじゃなきゃだめといわれてそっとフラれる
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すれちがう大学生が言っていた「んごぼぼぬの」の意味を知りたい
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どの鳩が最初に飛ぶかかけてみる僕も誰かにかけられている
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地に足がついているまだついている下ばかり見て歩くひとりで
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認めたくないことがあるでもきっといいんだそれで、それでいいんだ
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きみと付き合いはじめたら急速に町で増えはじめた喫煙所
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昨日とは違う香りの髪の毛が軋む 私を優しく責める
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吐息までされるデジタル十一時新たな顔を電子に見るから
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うちの愛犬いぬ キュウリ、スイカの順に好き 一番メロン! わかってるんだ
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好きだって最近言ってくれないね 月綺麗でもスマホ見てるし
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怖くなる呪詛と可憐の混淆があなたの歌は魔術みたいね
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いつの日か 当たり前と化す幸せが 退屈になり 人を鈍くする
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やむを得ずヤカンに活けたひまわりが首を傾げて遺憾を示す
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春だからてりたまをむバーガーの包み紙にも咲く桜花🍔🌸
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恥知らずこんなに何もしないまま生きて帰るのすまし顔して
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父が死ぬ。フェイクニュースで知った夜 輪郭の良い椿を毟る
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お肉とか焼いたり揚げたりするだけで勝てるもんかね、こんな陽気に
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もう少し あと少しだけパソコンを閉じないでいる 君の隣で
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栄華極めし平氏、残るのは壇ノ浦の水の影のみ
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感嘆す あなた生み出す その言葉 我の引き出し 語彙の少なき
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ロマンスカー ひとひねりしてから 運転を。 よろしくよろしくお頼みもうす 
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賃上げの激しい会社で働いて高断熱の妻を娶れば?
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アイライン口紅にじみ朝帰り 上着に髪に君の香残る
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相棒ちゃん最終回で まだ未開封さらの かっぱえびせん あけるの躊躇う
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暖房も少し節約したいから低温カイロ腰に貼ってる
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