粉々に割れしまったメッセージボトルを今も砕き続ける
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何事も 織り込み済みの 大政権 お目付役は 日本国民
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間違えてお行きなさいね間違わないと学べないから
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ひっそりと倒れていった人たちとまだ倒れずに蠢く人々
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細胞のひとうひとつの窓を閉めこれより始まる幽体離脱
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クルクルと 回る姿は 独楽のよう 無心となりて 氷のダンス
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大文字で感謝の二文字記したる旗冬風に煽られている
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栄光の メダル求めて 宙に舞う 異国の地にて カメラの前で
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砂塵舞う その一粒の 砂のよう 春の嵐に 行方も知れず
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あの頃の父母おやと同じ歳なのか何たる迂闊何たる未熟
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こつこつと 一つのことを していれば 他人の助けで 栄光の星
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空青く風ばかり強く吹いている雨の待たれる雨水朝かな
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青空は また禍々しい 水足りず 疫病流行る 天地人なり
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夏時間芝に寝転び空見上ぐ何のジャッジも自責も無しに
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『口』四つ五月蝿うるさかりしか此の度は私は屹度きっと『躁』だった由
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泥海の無力の船の舵取って殲滅したきもの跋扈する
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ねこたちが しょてい所定のもうふに うもれてる きょうはさむいね まったりしよう
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世界一短い夜が瞬きならば 短い朝は君の瞳か
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老いたれば絆の揺らる夜もあり LINEグループかそけき誤爆
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人気沸騰 ボンボンドロップ これもきっと 出ては消えゆく一時のブーム
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足元に落ちる光がでこぼこの木曜朝を優しく撫でる
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栞挿す 途端に一皮 かかった錠前 解せぬ本読み 積読見上げる
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風ゆるみ人恋しくて水曜は宛先のない手紙を書く日
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知っていて最果てに至るわたしの名 たとえ君には呼べないとしても
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幾田りら YOASOBIしてると 今知った そうですわだすが 純なおじさん
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歯固めの痛みに震ふ十五歳 裏ごすポテト 遠き日を見ゆ
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ふた探す 隠した場所が 分からない? 昨夜ゆうべだんは 豆炭あんか(久々使用) /中編
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君もいま 春を感じているんだね 駆け回る脚の軽さでわかるよ
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メタバース 工学部が 大学に 設けられたり 時世ときよのうねり
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戒名に「牛」と「肉」の字入れ込めばジュッと成仏しそうだ祖母は/祖母百歳。大往生
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