暇はあり金に余裕がない吾は本を探すはブックオフから
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心身の不調をゆっくり癒したくぬるめの風呂を今沸かしてる
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無意識にこの世の終わり願うのは貴方と並び果てを見たいから
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アレってさどうなってるのアレよアレほらアレだってわかんないかな
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草刈りの音響く朝 薫る風 五月の顔で動き出す街 /連休明け
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見ているよお天道様は大体の人間たちのゴミの捨て方
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休日を午後から始めまどろみを朝に手渡しゆるやかに死ぬ
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きみと目が合ってどこかで響いた 5 近づけば 4 「久しぶり」 3
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人の世を暮れのくらきにくらぶれば 今は足もとのみぞたよりに
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唐突な花火の音に隣家から漏れる明かりもちらちら動く
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休もうかドアチェーンが切られるまでは死んでいられる おふろに入ろう
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宝石の如く 目を引く 浅葱色あさぎいろ ヒスイカズラの見頃の皐月
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かぐわしい 檸檬の花に 時忘れ 春の陽が落ち 月が昇りぬ
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やるせなく、時の流れに身を任せ今日も生きてる私ですよネ
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波のまにまに漂う。船は今日はどちらか。明日もわからない
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ふるさとに花が咲いたよ。チューリップ赤白、黄色、赤白黄色
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どう詠めど 家族も誰も知らぬ場所 気楽で楽し うたかたの場所
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あめらば かさすのみ 常心つねこほろ かなしみらば るうまにまに
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おも かすれりかお わするらむ あらがすべ いたずらならん
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練習しうまくなったか?ウグイスの声
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をのばし ゴハンまつのよ ねこだから 猫背だけどね 猫背なりにね🐱
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やすみあけ俯きながら帰りみち知らぬ間に蚊柱のなか
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スカートがたなびく旗に見えたから あなたを目指してやって来ました
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着々と質素な蕾の紫陽花は 雨の季節の準備をしてゐる
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緩慢に頭上に寄せくる黒雲は 五月の空をネガティブにする
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光る風鷺飛び立てば煽られて吹き戻されて立つ土手の草
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カーテンの揺れるはやさで恋をして風をつかまへ雲とならまし
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自分では毅然としてる積もりだが腰引けてると他人ひとから言われ
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君の髪 風に揺れると 僕の肩に 微かに触れる 心が騒ぐ
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昨日まで我慢できたのに今日はもう泣きそうになる恋は弱虫だ
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