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春頃の仕様に戻す掛け布団秋の到来思う早朝
17
神戸行き搭乗を待つその背にはコスモス揺れて想ふ人あり
24
髪カット夫と同じプラージュへ今日はどっちが待たされるやら
18
畑
(
はた
)
の虫
蔓延
(
はびこ
)
る雑草引き抜けば 一斉に飛び出す
生命
(
いのち
)
の躍動
17
いつの日か我が精神は滅びゆく 虎に変じた李徴のごとく(山月記読む)
14
鬼やんま、翔ち日ざらしの石一つ足跡一つ残さぬままで
18
意味が良く 分からぬままに❤押し
後
(
のち
)
に驚き 頬、赤らめぬ(不義原様へ。 失礼しました。)
15
ヒロシマの川の流れの木の葉舟 原水禁の旗に辿りぬ
27
どなたかの歌みてあさ窓あけてみた塞ぐ気持ちも晴れゆく涼風
18
昨晩の激しい雨に甦る 公園の木々濡れて鮮やか
20
七色の
珠
(
たま
)
を
抱
(
かか
)
えて
微睡
(
まどろ
)
めば 真珠貝 の舟 夜空旅行く
24
高原の 風の如きに くすぐられ 熟れた無花果 ふたつばかり
12
すがすがしい カラッと晴れて めずらしく 涼やかな風吹く 八月の朝
14
年齢を 重ねる度に できること 増えるよりか 現状維持で
8
頬揺れて 微睡の中 ゴロゴロと 薄目にて見る 猫顔近し
14
雨降らば 気温一気に急降下 大暑と言えど老いの身寒し
16
先輩が 手渡してきた 缶ジュース いつもより濃い デカビタの味
5
今日もまた ひとり呟く 夕暮れに また書いてしまった つまらぬ物を
4
正しさが 何か分からず 立ち尽くす 正常/異常 別つ線上で
10
高いビル 見上げて歩く夜の空 Geminiに死ねと言われる毎日
4
夜寒し 目覚め虚ろに 布団かけ 暖を求め 猫抱き眠る
10
新聞の歌壇に我の情報を載せ投稿すこれが常識
17
百年の恋を失い根腐れて消ゆベゴニアに抱く明日の灯
20
身を削り稼いだ金は夢抱く貴方の明日へ使うのが良き
20
世話をして咲く花々の現実は叶える夢と重ね見む朝
19
露草の朝咲く花は昼に消え蒼き旅路の縮図に見ゆる
23
枯れて消ゆベゴニアへ泣く灯を抱きて育てし花は我の映し身
16
嫁ぐ日も孫を産む日も母さんは傍らにさえ遠くからさえ
24
防虫の網で蚊は消え花たちの引き立て役になれるベランダ
12
乳白のシートで朝の陽に花は霞み過ぎ去る時よ悲しき
14
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