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思うがまま青い光を浴び続けふと空を見る夏の
曙
(
あけぼの
)
2
氷水耳に寄せれば澄んだ音命に換える最期の踊り
2
路線図にぽっかり浮かぶ満月をせわしくなぞりゆく
山手線
(
やまてせん
)
5
シナモンとバターのかおり閉じ込めて架空のカフェで飲む苦いお茶
4
かなり稀 多数派に我含めたり 誰しも「今日」が最期の日
0
USBのフタを閉めない僕ですが人に優しいと評判です
7
眠っている
毬栗
(
いがぐり
)
たち、そのひたいにキスする風(時季の
音信
(
おんしん
)
)
0
緑青
(
ろくしょう
)
のガラス破片に身をさらし栗畑ゆく夜の風かも
2
やわらかき風になりたし いが栗をふるい落として踏むことばかり
0
人間と人間が争いあって蠅と薊と鼠が勝った
0
君も見ているだろうこの三日月と恋人想ふ歌にときめく
0
花火の香全身に浴び帰路につく「来年も君と」「また行きたいね」
0
月の下並んで歩く影二つもう少しだけこのままでいたい
0
「硬いもも、美味しいですよ」「そうなんだ」バキバキ齧る。惹かれゆく音。
2
いちはやく秋を宣伝して香る金木犀をはしごする帰路
12
やわらかな頬の冒険
♾
(
無限大
)
パパの香りのパジャマを抱いて
1
どこにでも転がっている感性で繰り返される情景を詠む
2
この夏を忘れぬようにと咲いていた 九月の雨に濡れる朝顔
2
美しいあかに惹かれて紅玉を手にもち浮かぶタルトタタン
0
自動車がぷいぷい鳴いてどことなく臓物の臭いするYoutube
1
夏の夜散歩がてらに寄るここは世紀末でも開いてるセブン
2
いつもより冴えた頭で見る夢の彩りや如何 たまの休肝日
1
秋桜は風を揺らして夕暮れに過ぎ去りし夏教えてくれる
9
吹く風の秋の濃度が増してゆき急によそよそしくなる麦茶
16
かくれんぼしてる子供に見つかってしまった秋が目配せをする
9
視界という壁に一箇所穴があり、つまり私の身体である
0
君の目を見れないのならセーターの袖のフリルも 意味はないのに
1
君の
音
(
ね
)
はラムレーズンよりほろ甘く 舌にしびれる味がしました
0
グッバイと 言う日が近い 呪われた 人生だったと 思わぬように
3
罪という 重荷以外に 背負うことも 留まることも なかったような
0
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