まばらなる交差点 並行す赤蜻蛉と共に 青を渡りぬ
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ドーパミン中毒早く終わらせたい生と生殖の女の体
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「後乗り・前降り」バスか 『草むしり』 ひと足先にシャワーを浴びる
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歓声を 上げたり涙 溢れたり 夏の花火は ドラマのようで
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暦では 涼風至 この頃に 拭うてもなお 流るる汗に
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あざなわれ縄となるべき禍と福の とけて久しく禍に偏りて
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咲かぬままつぼみにわかに手折られり その手は神のものであるべし
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現場出て 今日も疲れた 漏れる声 お疲れさまと 歌う茅蜩ひぐらし
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砂糖漬け すみれの青を閉じこめて ひとり 少女の時代を想う
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星くずがぱちり音たて泡になり 夏のあわいにソーダはじける
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おかあちゃん うたたねするとき ちま猫ちゃん ごいっちょご一緒するの おなじおへやで
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まずは水トイレ冷房人が行く熊本の地を一日一日
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語ろうか 思い出せるか 人生を 幼き時から 今の時まで
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過ぎし夏 俯き佇む横顔の麦わら帽子に灯る向日葵
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涼風や猫の額の草むしり つかずはなれず腰さすりつつ
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瀬音聞き小道を行けば葉陰よりふわり飛びたつオハグロトンボ
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行ってらのらで請われても雑巾が あるわけないぞ夜に言っとけ
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年齢のエスカレーター下らない 屋上までの階を楽しむ
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美しく聳ゆるビルの壁透かし音に聞こえし磯浜思ほゆ
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君の舌 慣れたか、この味 五十余年 右へ左へと 着地点出来ゆく
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午前五時今日はどれほど切りますか床屋になりし草をつまみて
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青空に風冴えわたる隼の悪を許さぬ影ぞきびしき
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​百日紅 さるすべりピンクのフリル 風に舞い 我に届きぬ 蝉の鳴く朝
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たらちねの母に登りてしがみつく 言葉なくして通ずることば
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外壁に 子のえがきぬチョークの跡 来訪の跡 休日の跡
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ヤーヤードー弘前ねぷたはしずしずと 青森ねぶたはラッセラ跳ねる
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今日はとても疲れているから紙をまっすぐに切るのがむずかしい
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背の高き草の穂先へ上りつめうきよに飛び立つ空蝉うつせみの夢 (ヒメムカシヨモギ草)
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大の字で寝てる主人の左肩近くで丸く寝てるバカ犬
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断食に核へ抗う師の灯り嵐を忍び永遠とわに光れり  (故森滝市郎先生)
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