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秋の川なかるる水のつめたさよ奈良までおもへ京までおもへ
7
粉雪舞う
五羊城
(
ごひつじじょう
)
で パンチキを 食べたあの日は 遠く去けり
4
転部して 理学部入り 三留後 五羊大を 無事卒業
4
「ただいま」に 返すやまびこ我が家では「おかえりなさい」と歩行器ダッシュ
14
逢えぬまま 雨は地球にぶつかって地球は雨を受け止めている
14
生歌を聴き逃しての残念は 山本潤子 高橋真梨子/他にもたくさん
9
ゆっくりと治りゆくのを感じつつ白血球が死に続けてる
15
思い出とともに褪せゆく本棚の肥やしとなりし卒業文集
9
通りから横に入った小路には 野良猫たちの王国がある
13
二十歳
(
ハタチ
)
ってまだ子供だねセブンティーンアイスクリームで喜んじゃうし
8
公園のパンダに乗って考える 嫌な上司をぶん殴ること
7
カロリーをオフしたものの引き算の美学に逆らいデザートを足す
15
字と声と 心はデカい 方が良い 荷物は小さく あとは愛嬌
5
手を振って 左右よく見て 微笑んで 声高くして 裏SNS
10
itsunoyomokaubekihitotoshinjitsutsuijinnoseobamitsumeshianohi
3
日だまりの血だまりそして血だまりの日だまりそして神のだんまり
13
珈琲の歴史や深みわからねどただ君と飲むまろやかな幸せ
11
曲がればや灯つきたるか我が家夜蝕まるるこの身ありけり
4
秋空で夢中になりて 鬼ごっこをすモンキチョウ 秋風と消ゆ
27
緑色上の柿の実絵のようだ
拡散光
(
デフューズ
)
まわる薄曇り朝
15
秋風に 疎遠の友の逝きしを聞く あの日譲ればと臍を噛んでも
17
ひと月も遅れて届くコシヒカリ 長雨ありて嘆き流して
8
yokotawarukaradanitobigamaioriteshizukaniyukerutobioyakitsuke
5
これからは夏が終わればすぐ冬に 言った翌年いつもの秋に
10
made in chinaのペンがGolden State経由長旅の末/amazonの安いペン
12
父親の 戒名にある 秋の字は アメリカ人の 僧侶が付けた
9
夏終わり 白みゆく空に 名も知らぬ 鳥の声のみ 響く哀しさよ
6
つらいとき ついつい意思でがんばっちゃう 自然の流れにゃ逆らえないよ
8
雨上がり独りこの街を彷徨えど やはりここへと戻ってしまい
22
ただ5人 こっちが良いと 言っただけ 正しさなんて 多勢に無勢
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