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待ってくれ行かないでくれと追いすがる 夏の昼寝の不確かな影
16
流れ来る 嘘で編まれし
花筏
(
はないかだ
)
ただ流れゆく ソーシャルメディア
8
容赦なき夏の西陽にたちくらむ 白い衣の何かがよぎる
11
除虫菊どこかの家で焚く匂ひ 夏の記憶の再生ボタン
20
朝露が 若葉を濡らす 夏の朝 君の寝顔に 安堵する僕
8
いつからか 夏の到来 憂へたり けふも列島 真っ赤っ赤っ赤の赤
8
彷徨
(
さまよ
)
いぬ寝汗かきつつ
火照
(
ほて
)
る身の氷に抱かれし八月の初夜
10
剥き出しの皮膚と大きな脳みその 認めはしないが支配者である
4
夏休み 親子連れの 多いカフェ にぎやかな午後. 一人仕事で
22
何もせずいてもお腹が空いてくるアイドリングも馬鹿にならない/だらだら
16
仰向けに落ちて弱った蝉が言う もう最期かよ これでいいんだ
23
高1と高3とイヌ寝転びて モアナ見ているそれでいいのか
9
指に息吹きかけめくるめくれないこのポリ公がぁ!罵りめくる/ポリ袋
14
臭い時口で息する悪いもの吸ってる気分味わいながら
19
容赦ない 日差し避けつつ ひやしあめ そよ風とともに 体いたわる
11
はや炎天の朝 隣家は海支度 かたや物干しに勤しむ
吾
(
われ
)
25
風に乗り気高く生きむ鳶の如正しき道に己を律して
4
昔のTV 癖みな違い 各家庭 叩き方一つ 機嫌取りしも
6
酷暑での 花火はテレビ 観戦で 上からの絵が きらびやかかな
21
紙の
上
(
へ
)
で ピンチアウトが出来なくて「あれ?」じゃねーよとひとりつっこみ
11
久方に 岩戸開きて 照る光 蝉声響き 浜風に乗る
6
期待しちゃいけない期待しちゃいけない期待しちゃいけないあなたに
5
ニンニクとシナモンかおる三人組見下ろす終電 野宿もよくて
6
猛暑から逃げて入ったゲーセンで太鼓を叩き汗だくになる
5
貞子さえ猛暑に負けて液晶の中でかき氷食べてる夏
6
薄暗き木立ちの奥に道祖神 誰ぞ
手向
(
たむ
)
けし 向日葵一輪
23
あのアプリと違ってインスタは既読がわかるからなんかドギマギ
6
今日もまたコウメ太夫の慟哭がお笑いとして処理されている
6
コンビニの光と定価で深呼吸祭りのあとのはだけた浴衣
3
ワレワレハウチュージンダと衝撃の事実を明かされる扇風機
8
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