電話置き空のけはひを伺へば凍つる奥羽の雪解ゆきげは遠く
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バレンタイン浮かれて出てきた人の熱に浮かされて春がそこまで来てる
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珈琲とサイゼと君とひもすがら黙して啜る起承転転
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日本が世界に誇るもの二つ スゴいトイレと高市早苗
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笑わずに教えておくれチケットを買うところから離陸するまで
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珈琲に甘さを足さず啜るきみ心なしか背筋伸びたり
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青空に映ゆる紅梅 咲き揃い 指差すおさな子 見守る母の笑み
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推しがため チョコを作りて 渡せぬまま 今年も君へ 忍ぶ恋をする。
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賑やかなる足跡語る姿見ぬ生き物たちの訪問経路/積雪
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稜線を 抜ける夏風 空を抜け 天を貫く音が聴こえる
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仏には我が子でさえも障害ラーフラで散歩だけでもイベントになる
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列を成す チョコ売り場の 当日買い 本命は余裕持ち 義理は駆け込み
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戦場へ 向かふ背中に 誓ひしは ふたりの契り かたく守らむ
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フェンス沿ひ 春を待ち切れずに開花 白き花弁はなびら蒲公英タンポポの群れ/実在します🌱
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切りたての君がショートの襟足よ 春空仰ぎ吾頬赤め
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流石です。やみつきになる「チョコまみれ」あの顔見れば不二家にまみれ
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半世紀旧き装備が尽きるまで宇宙を探す無人の舟よ
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頼りない安全基地に向かうため記憶へ払う青い線香
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エンドロール 閉じてもひとり 立てぬまま ひたひた寄せる余韻を胸に
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一方的 君とのお喋り延々と たまーに「にゃ~」と気のない返事
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どちらでもよかったあなたがいないならこんな世界が滅んでいても
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バレンタイン心ばかりの贈り物チョコレート パソコンの上にそっと置きたる
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また今年も ファミリーにゃ〜とが 我を呼ぶ まんまる焼きが 四角くなってた
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鬼さんを怖がらない児いるんだな戸惑いつつも嬉しげな鬼
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物なんていらない君の言の葉が もらえるのならそれで十分
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カリカリは盛ってあるのに隙ついて母の介護の飯舐める猫/常に狙っておる
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我からも粉舞う姿にたじろかれ思えばあわれこの向こうずね
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お返しは近いうちに作るから 料理男子息子がレシピをあさ
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言の葉が生まれて消えて うつろいの しずくの音は琥珀に揺れて
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猫と会話ひとりの日常 懐かしき 夫や母との口喧嘩さえ
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