拡声器 軍機を飛ばし 花火上げ 変わって欲しい 古き習わし
10
敵ならば 身内にあれど 討伐す 昔も今も 人は変わらず
11
安満(あま)遺跡 真っ青な秋の 空見上げ 弥生人になり 焼き芋を食ふ
14
財務省の佐川がやって捕まらない前例まねる富山市職員 /国勢調査人口水増し事件⇔元財務省佐川宣寿 
9
未納額と延滞額のお知らせが「庁税国」より今朝届きけり /差出人「庁税国」 (笑)
13
天ぷらにサラダ コロッケ 羊羹とメニュー山ほど新さつまいも
26
迷いつつ新米を買う神無月香り立つ湯気至福に浸る
34
稲穂ゆれソーラーパネル空を向く教えてほしい光の食べ方
7
無意識に柿やカボチャに手を伸ばす ダリヤにハロウィン橙の誘惑
11
よく眠る枕のヘタリ気にしつつ購入なぜか後回しなり
11
三十路こえ 気づけばかほる金木犀  浸る間もなき 秋の訪れ
6
猫型の スポンジひとつ ボロになり 感謝とともに 取り替える朝
20
夏過ぎて 秋来にけらし 大分の 響む蝉こそ なほをかしけれ
4
予報より早めの雨に思い切り 読書をしようと決めた日曜
7
貴女の手 とても柔らかい きっと神様がそうした 誰も傷つけぬよう
8
哀しくも美(は)しき帰雁を見送りぬ 我が心をも連れ去るごとく
4
枯れて落ちた柚の実から育った毛虫が嫌われて生きる一匹の蛾になる
5
とき玉子窓辺育ちの豆苗を散らせば色よし味噌汁の出来
24
地車(だんじり)の渡る賀茂川秋まつり かき夫が阻む神の宮入り
6
ゆびひとつひとつがつるつるでないことをおひさまがそっと私に落とした
4
人知れず咲いて散りゆく草の花 せめてひととき風を抱けよ
5
全てを知らぬとも、美しさ語るうなじかな
1
君去らず袖しが浦へ鳥渡る 雲井の果てはるけき海原
5
景色交りし 瞬は 玲に触れ
2
呆けたと老人ホ-ムへ連れて行く残ったじさまはなじよすりやいいの
8
潮騒のひそかに奏づプレリュード 満ちては開く心の扉
4
菖蒲の衣 映す真は 水鏡のよう
3
絵の具筆 持つ指先の さかむけが 気になる ハンドクリーム忘れたな
5
青空を 覆い隠して 白雲に 秘めやかなりし 虫の音響く
17
町会の運動会の歓声と涼しい風が窓から入る
17