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縁側で 変わる夜風と扇風機 溶ける
氷菓
(
アイス
)
を手で受けながら
3
火照る身に 井戸水かけて 笑い合う 集う仲間と 歌の合間に
19
得意気に昨夜の巨人話す彼視線外して相槌を打つ
3
夏草の 茂る土手道 自転車は 緑のアーチ くぐりて走る
18
ノイキャンで消えた君の音イヤホンを外してももうきっと聞こえない
4
共にいたい絡まりきつく結ばれたこの結び目が解けるまででも
4
「人」を「入」と間違えて書いて赤くなりはにかんだ君のその愛嬌で
5
除湿効く寒き部屋出てラーメンを食べれば我に染みる我が儘
19
夏休み 炎天下での 草野球 下着のままで 川へ飛びこむ
3
湘南のFMジャズに癒ゆチャリのキャンプの夜は湯河原の浜
16
遠き友誕生日と聞き送りたるハッピーバースデー想いを乗せて
5
久し振り隣街まで行くならと歯医者通いのついでについでに/無事治療完了
13
子を産みて安堵す場所を乞ふ猫や家にいつでもおいでなさいな
28
今日もまた タンスの上で伸びていて ニャンコはたかいところがすきよ
22
ローソンのサラダチキンになる前は庭でミミズをつついてました
9
ビール瓶 玉なす露を身にまといマウンドに立つ球児の
赤銅
(
しゃくどう
)
7
浜を出て椿ラインの頂上は千メートルの自転車の旅
20
逃れえぬわが苦しみのひとつにて採血針が手の甲を刺す
15
星が降る千葉の白浜父からの一生消えぬ夏休みかな
18
鼻詰まる息苦しさは貧血か藺草の茣蓙にまたも寝転ぶ
8
無策なる超円安が掠め取るいくばくもなき老いの入前(いりまへ) /為替介入
10
忘れてた今日は二人の記念日だ多すぎるよなケーキにするか
3
夕空に飛び交ふ羽が照り揺れて微風へ萌ゆるアキアカネかな
17
土手の先赤いカンナが自転車の我を迎えるゴールに萌ゆる
21
厨着の白さを汚す過去が在り無垢な道辺を選ぶ我かな
12
炎天に蝉も静かな真っ昼間夾竹桃は鮮やかに咲く
31
小さきの蜘蛛が巣を張り守護神と見れば美しベランダの隅
16
いにしへのひと
希
(
のぞ
)
みたる桃源郷 設定温度は二六、七
13
クワガタの パンが並びて 手が伸びる 気持ちは
童
(
わらべ
)
に 戻る夏休み
11
麦わらのルフィとなれどペチュニアの夏の芽吹きに優しさ貰う
11
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