町会の運動会の歓声と涼しい風が窓から入る
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店を出て 左ですよと トイレ行き 振り返ったら 店がわからん
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腕組みと スマホを見るのを やめてみて LINEのともだち 3人増えた
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寝つかれずあかつき近き 秋冷えに野球中継得てぞ身奮う
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手動ミル回して香るブラジルにリオの祭りを照らす秋かな
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黒駒に 乗ったあの夏 懐かしき 思ひ出の日々 帰らざりけり
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同じ夢見たころ通うカフェテラス 今はビルへと姿を変えて
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思い出の君が好んだダージリン その香を今も忘れられずに
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洗濯のシーツと花と秋晴れの風でテラスは春模様かな
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蒸し芋に生クリームと牛乳と塩とバジルでミキサー掛ける
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冷凍のカボチャに砂糖牛乳と粉とバターで即席ケーキ
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死となれど事故処理となり陰で笑む友が真を話す日を待つ
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右を向け イケイケドンドン ラッパ吹き 日本国は 穴に落ちゆく
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ご近所の二回くしゃみに吾も一度くしゃみして抱くツーカーの秋
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痴話喧嘩野球チームを嫌い合う一見客に皆で万歳
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ポケットの中の雨さえ聞こえない 涙の雨は  聞くまでも無い
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鼻をかむ急に冷え込む秋の夜に点すコンロで湯豆腐を炊く
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鯛釣りに甘鯛釣れて西京の味噌買い求む雑魚は我かも
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セラミックヒーター入れて夏の奴戻らないかと寂しく思う
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手洗いのバケツの冷たさしみじみと 何もせずとも季節は進む
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シンクからゲジゲジ二匹救い出しいいことしたとひとりごつ朝
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旅先で知り得た友と酌み交わし 見知らぬ街でほろ酔いの夜 /釧路にて
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想いはせ故郷の川に魚跳ね咲いているのか河骨の花
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電車から 見える堤防 その向こう 見えぬ大河の 流れを想う
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タクシーの窓に冷たい小雨降る 君の温もり残る両腕
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道端之 道祖神故 狭間也 里之結界 此処迄哉与(ミチバタノ ドウソジンユヱ ハザマナリ サトノケッカイ ココマデカナト)
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誰にでもある優しさを無駄と言い ヤケクソにして恋を失い
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父母(たらちね)と 秋風吸ひに 公園へ 落つ櫟(くぬぎ)らが 出迎ひぬ路
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縁側も床の間もない長押(なげし)もない畳を敷けばそれで和室か
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花(はな)の音(ね)という名に惹かれ歌に惚れこのひと月をふり返る今
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