藤棚の 下のベンチに 人けなく 声なき風の 吹き抜けてゆく /駿府城公園
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トンネルを 三つ四つ拔けて うとうとと あれかにもあらず 静岡に着く
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雨だとて決めてたからと通院日考えることみな同じかな
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たんぽぽの咲いていたあのおうちは雨の似合う 弁護士事務所になりました
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雨の日のLINEイノシシ次に熊近くにいると注意情報
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文語体 優美な響きに 憧れる 足らぬ知識で 何も響かず / 自省
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ポマードで塗り固めたよ小四の夏、横分けにしたくなってさ
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威勢良し気品と知性どこいった皐月の空の鯉のぼり並み
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右手から葉っぱが弾ける音がして静けさを知る雨のベランダ
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携帯扇手に取りスイッチ押してみる 去年の夏の電気が動く
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ほんたうのペアのグラスはすぐに割れかたわれづつを冷やす再婚
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珈琲の香り切るごと匙廻す 黙すやさしさ 喉つたう熱
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幸せに怯える日々を越えて来た あなたは天使?それとも悪魔?
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「嬉しい」の受け止め方がわからない 否定で作られてきた「私」
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昨日食べた 鰻効果か 朝の元気 久しぶりゆえか 満足ゆえか
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重箱の隅を突ついて穴開けば 澱む空気も流れ出ずるか
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風に散り 雨に落とされ 湿り気に 追い打ちかけられ ゲンナリしてる    →木々花々  
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猛暑のち 気温二十度 急降下 古い建物 悲鳴を上げて
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言葉繰り囚われること反省し肌の機微へと耳傾ける
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五月雨の 涼風すでに 心地よし 思いやらるる 風情なき夏
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道の駅 地元名物 ねぎ焼きを 土産に楽し 初夏のドライブ
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カタカナの名札 お国はバリ島と 聞いて見つめる 指はしなやか (コンビニで)
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南風はゑの余熱を冷ます 皐月の夜雨よさめ 一枚羽織り のコンビニへ
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だからだよ ナースコールを 連打する 見舞いも来ない じじいが哀しい
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今更に満月の度きみ想う「月が綺麗」と言ったあのきみ/夏目漱石的な「ILoveYou」
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新緑が 目映い景色が 一変し  気持ち引っ張られ 三寒四温
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冷えほてり 混在してる 体内を かき乱したる 気候変動
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小糠雨肌にまつわる湿り気に 今年初めて扇子を開く
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抗がんの点滴終えて風薫る刺身に酔えば夜半の悶絶
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どの口がそれを言うかとみな笑う 習さんプーさんおもろい正論マンザイ
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