穏やかに微睡む君のその目元揺れるまつ毛はゆりかごのよう
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大人から 虐められたら 子供らが 助け舟出す そういう立場
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信念で 凝り固まった 老人は 何を言っても 巌と譲らず
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ウトウトと弦の調べに心地よく 悟られないようキミの隣で
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三日月の 蓮池映える 水鏡 松風騒ぎ 池の鯉跳ね   鈴虫鳴き  秋の夕暮れ
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新しきパスワード使いログインす投稿した短歌うたすべてが0ゼロ
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大雪で折れし令法りやうぶ躑躅つつじありてあはれに思ひ鋸を引きたり
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窓開けてけぶる空見る 霧雨の木々の狭間の声は雀か
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若き日の烏が残し泡沫の揺れる湯船に微睡の宵
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虹の橋夕焼け空に浮かばせて硝子細工とくらべてみたい/折句・入学
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ブチュチュチュチュなくなりかけのケチャップのチューブのように解き放つ下痢
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日の丸を掲げるよりも白旗を揚げろ八月十五日には
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膝抱え床の中にて胎児の形 ゆるり流れる刻を食みつつ
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五目豆炊く出汁の香に癒されつ過ごす休日やすみのまろき静けさ
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雨降りの予報に散歩躊躇いて出かけず終い休肝日とす
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祖父の通夜 自宅で祖父と 共に寝て お別れをした 遠き思い出
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さくら咲き そのつづきにも さつき咲き ふわりと記憶 やわく霞んで
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新品の食器洗いのスポンジや新規案件早よ馴染まんか
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何処からか 舞える桜に 包まれて そのまま夏へ 連れて行ってよ
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枝垂しだれては心静かに咲く花の行く末思ふ性分しょうぶん苦し
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ピーマンと パプリカどっちが レプリカか? パーマンたちが ボタンを探す
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窓外そうがい雨声うせい打ち消す懐メロを聴きつ口遊くちずさみぬ午後の居間/浜崎あゆみ
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「遅くなる」 打ち掛けたまま 未送信 うちの味噌汁 恋しさに帰る
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漂白された街を駆け抜けるくろしおよ 海もみかんも見飽きただろうか
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遠き日に 思いを馳せる 夕暮れは 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 山の端陰り せせらぎ遠くになりにけり 
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泣きながら笑ってにくまん食べるきみに  *。゜*゜花びら*。゜*゜     *。゜*゜ひらひら*。゜*゜   *。゜*゜ひらひら*。゜*゜       *。゜*゜ひらひら*。゜*゜
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空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
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雪解より湧き立つ土の匂ひこそ生きている日の切なき証
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雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
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丸窓の かまちに煙れる 桜花 雨にしなだれ びぬる
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