一鉢の願いの育つベゴニアと卒業させる甘えた孤独
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真昼間の都会の音を抱きしめてベゴニアと聞く静かな願い
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桃色のベゴニア乗せたカブと行く帰路へときめく青い初恋
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ビニールで優しく包む温もりに染まるピンクのベゴニア抱きて
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一鉢のピンクの花のベゴニアを抱いて膨らむ夢のレジ待ち
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いつだって気持ちひとつで新しい世界に踏みだすことができるよ
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眠れない君の心の見る星の窓辺へ贈るタンポポの花
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あなたから気ままな幸を貰うたび愛を抑えて感謝を贈る
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澄む水に透けてゆらめく砂色のほのかになびく雲は滑らか
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寝苦しい 夏が来たかと 構えれば サイダーの泡と 涼しげ風鈴
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あをによし 黄は気をつけて 赤止まれ 夏ならずとも うなだれる今日きょう
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レモンティー 900mlミリの 紙パック 母の思い出 聞きながら飲む
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午後6時 あたりは暗い でも僕は それでも君と 二人でいたい
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この生のすべての夏を束にしてリボンをかけて君にあげたい
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光増す毎に緑陰濃くなりて葡萄畑のつる伸びてゆく
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ドローンとマジノ線より恋の歌うたった方がいい若いから
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忘れてていい。忘れないでほしい。と、遠く微かに瞬く恒星。
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子どもには  子どもの人生  あるからと 言い聞かせては 強がっている
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本当は しっぽは私の 方だった。 友はトカゲと なりて舌巻く
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持たされし院内PHSピッチが外来のナースの声で「準備ができた」と
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僕だけが 許されない気がしていても 居場所があるかな コンビニ人間
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さりげない控え目な色選びたり 嬉し恥ずかし初サングラス /紫外線対策
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心がわりの 相手は僕に決めなよと 言われてみたい 今夜はブギー・バック
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生い茂り 何を守るか 草木たち 誰も知らない 廃屋の声
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爪を切る ネクタイを結ぶ 歯を磨く 胸一杯に朝の光を
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振り向いて なんとなく君が好きなんだ 風に膨らむ カーテンみたいで
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てのひらにダンゴムシ乗せ遊ぶ子ら 笑みのこぼれて若葉風ゆく
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洗面所乳毛を切った後始末 女房に見つかり追及される
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荒荒あらあらと うつし世と共に 滅びゆく 芙蓉ふようの如き 女言葉おみなことば
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逃れ来る13階の喫煙所 電子タバコの充電足りず
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